はじめに

高級レストランでの洋食のマナー

POINT1 カトラリーは外側から順に使う
POINT2 肉や魚は左側から切り分ける
POINT3 スプーンは主にスープのため

フォークやナイフ、スプーンなどのことを「カトラリー」といいます。

洋食を食べるときには、このカトラリーを使って食べます。しかし、日常においてカトラリーの持ち方を、正式に学ぶ機会はなかなかありません。

ビジネスシーンにおいても、取引先などと食事をするシーンはありますね。

信頼されるベテランとして、美しくかっこよくカトラリーを使いこなせると、あなたの株はさらにあがります。

カトラリーは外側から使うことが前提

正式な洋食のコース料理では、テーブルの上にカトラリーが並んでいます。これらは料理が出てくる順番に合わされているので、外側から内側へと使っていくと、自然と運ばれてくる料理にマッチします。
 
時々、スプーンのような形状をした平たいカトラリーが右側に置かれていることがあります。こちらは、主に魚料理の際にスプーンとしてもナイフとしても使用できるもの。肉料理用のカトラリーがもっとも大きなナイフとフォークです。


(1) オードブルナイフ
(2) オードブルフォーク
(3) スープスプーン
(4) ソーススプーン
(5) 魚用ナイフ
(6) 魚用フォーク
(7) 肉用ナイフ
(8) 肉用フォーク
(9) デザートナイフ
(10) デザートフォーク
(11) 位置皿
(12) ナプキン
(13) パン皿
(14) フィンガーボウル
(15) シャンパングラス
(16) 白ワイングラス
(17) 赤ワイングラス
(18) 水用グラス

フォークとナイフの扱い方(右利きの場合)

フォークとナイフの基本的な持ち方
フォークは左手で持ち、上から人差し指で押さえます。グラグラするなどうまく扱えない場合は、人差し指をフォークの背(盛り上がった側)に近づけると、扱いやすくなります。
 
ナイフは右手で持ち、やはり上から人差し指で押さえます。ただし、魚用ナイフは親指と人差し指で、ナイフを挟むように持ちます。

フォークとナイフを使った食べ方
(1)オードブルの食べ方
フォークとナイフで左手前から、一口大に切って食べる。お料理の種類によってはスプーンで食べる場合もあるので、順番に応じたカトラリーで食べる。

(2)魚料理の食べ方
骨のない切り身魚は、左端から一口大に切って食べる。あまり現実的ではありませんが、もし、尾頭付きの魚がでてきたら、ナイフとフォークで背ひれや胸ひれを外しお皿の左上に寄せます。お頭はそのままで、上身を左から一口大に切りながら食べる。上身を食べ終えたら、ナイフで尾ひれ側から中骨と下身をお頭に向かって外し、ナイフとフォークでお頭、中骨、尾ひれを持ち上げてお皿の奥に置き、下身を左側から食べる。裏返して下身を食べるのはNG。

(3)肉料理の食べ方
左側から一口大に切って食べる。ナイフを前後に軽く動かして切ると、美しく見える。力まかせに切らないように。初めにすべて切り分けるのはNG。肉汁が流れ出てしまい、旨味が失われ、冷めやすくなる。

(4)サラダの食べ方
基本的にはナイフを添えながら、フォークでまとめて食べる。大きな葉物野菜は、先にナイフで切ってもよい。プチトマトなどの丸くて滑る野菜は、フォークに刺して口に運ぶ。うまく刺せないときは、フォークの腹(くぼんだ側)を上にして、その上にのせて食べてもよい。

(5)パスタの食べ方
基本的には、フォークのみを使用する。上から2~3本を取り、お皿の中、手前でフォークに巻きつけ口に運ぶ。イギリスやフランスなどでは、ナイフでパスタを切り、フォークで食べることもある。ショートパスタは、フォークに刺したり、ハラの上にのせて食べてもOK。

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