はじめに
一年が始まりましたが、「今年もどうせ、お金のことよくわからないまま、気づいたら年末になっているんだろうなぁ」ですって?
なんて……嘆かわしい!
いままで苦手意識があった方も、2023年こそはしっかりとお金の知識を得て節約節税していきましょう。その一歩が将来の大きな財産へと繋がりますよ!
今回も、お笑い芸人で本物の税理士である税理士りーなが、楽しくお伝えします。
全体像を知ることで税と仲良く
「お金とか税の話は苦手なんだよな」と言われる方は、まず自分が納めている税金にどんなものがあるのか、そしてそれが何なのかが分からないという場合が多いです。
給与の収入のみの方は、自分で税金を計算したり、納付の手続きをしたりすることなく、自動的に給与から納付をしてもらう制度があるので、どんなスケジュールでどの税金が計算されているのかを意識することが少ないかもしれません。はじめに、税に関する年間スケジュールの全体像を確認しておきましょう。
収入のある人にかかる税金は、所得税と住民税の2つです。所得税は国に納める国税で、住民税は住んでいる地域(都道府県と市区町村)に納める地方税です。給与からは税金の他に、社会保険料(健康保険や厚生年金など)が引かれています。
また、税金を安くコントロールする要素として「控除」という儲けから引く項目があり、これにもどのタイミングで何をするかという基準があります。ほかにも、固定資産税や自動車税など、自分で納める税金についても確認しておきましょう。