はじめに

しっかり資料を作っても、商談が上手くいかなかったり、上司から差し戻されたりした経験はないでしょうか?

元マイクロソフト役員の越川慎司( @shinjiko9 )氏の著書『仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?』(アスコム)より、一部を抜粋・編集して伝わる資料の条件について解説します。


「パワポの達人」が作った資料ほど、商談の成約率は低いのはなぜ?

色数や要素が多すぎて目がチカチカ、頭がクラクラする「デコパワ( = デコラティブパワポ)」

たとえば、大勢の前でプレゼンテーションをするとき。本当に説明に自信がある人は、ホワイトボードの前に立って、必要なことは、その都度、手書きしながら説明を進めたりします。逆に、凝りに凝ったパワーポイントやエクセルの資料を投影しながら説明する人は、実は自信がなかったりするもの。

もちろん全員がそうとは言いませんが、パワーポイントの達人は、意外と実質的な成果を生み出していないものです。

達人なだけに、会議などで説明するときに、ついパワーポイントに頼ってしまうのかもしれません。

あなたも、もし、 カラフルで、文字やグラフを詰め込んだ、凝りまくりのパワーポイント資料「デコパワ」を作っていたら要注意!  あなたの作る資料は、説明を受ける人たちの目をチカチカ、頭をクラクラさせているかもしれません。

せっかく、何時間も費やして作った資料が伝わらないのでは、時間のムダ。努力が浮かばれません。お客様へのプレゼン資料なら、成約にもつながらず、骨折り損のくたびれ儲けです。

解決策

解決策として、パワーポイント資料5万ファイルを分析した結果得られた、「読んでもらえるパワーポイント資料」の条件についてお伝えしましょう。

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