はじめに

新規の住宅購入のご相談では、「住宅ローン、どれくらい借りて大丈夫?」「変動と固定はどちらにすれば良いの?」「頭金はどれくらい入れたら良い?」など、主に住宅ローンの借入れに関することが多いです。

多くの方が、住宅ローン以外にも、お子さまの教育費準備や老後準備など、他のライフプランに関わる支出を抱えており、安心して返済できる住宅購入を望んでいます。

一方で、具体的に物件探しをしていると、理想とする地域や、より良い住宅に住みたいという気持ちも高まり、想定していた予算を超えてくることも多くあります。そうすると、当初考えていた「安心して返済できる住宅購入」ではなく、「銀行で借入れ可能な住宅購入」になりがちです。


銀行が貸してくる金額の目安は?

金融機関で住宅ローンを借入れする際は、年収にもよりますが、一般的には年収に対して返済比率35%まで貸してくれます。例えば、年収600万円の方であれば、

600万円 × 35% ÷ 12ヶ月 = 175,000円/月

となり、月額175000円までの返済まで借入れ可能ということになります。審査する際は、実際の適用金利ではなく、審査金利というものがあり、大体3.5%~4.0%程度となります。

このように、年収600万の方の場合、約4000万円までの借入れが可能ということになります。

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