はじめに
将来の投資結果は2023年の相場に左右される
2)の将来の投資結果について。2024年から新しいNISAが始まるため、ジュニアNISAは今年(2023年)で廃止です。投資できるのは今年いっぱい。つまり、一括で買っても、何度かに分けて買っても、今年買った価格よりも値上がりするかどうかで将来の売却時の損益が決まります。
となると、ジュニアNISAでは株式も買えますが、分散投資によりリスクを低減できる投資信託がいいでしょう。それでも、毎月、一定額で買っていくドルコスト平均法に比べると、リスクは高くなります。これから15年から18年の間には何度か景気が循環して株価が上がり、投資信託の価格にも反映されることを期待しながら保有することになります。
子どもが18歳になるまでは非課税で運用できる
3)の非課税で保有できる期間について。ジュニアNISAは、2023年までは引出制限があり、子どもが3月31日時点で18歳である年の前年末までは引出できないことになっています。ただし、2024年以降は、いつでも引出(=解約)できるようになります。引出さずに保有する場合は、投資してから5年間は非課税、その後は自動的に継続管理勘定に移管され、子どもが18歳になるまで保有することができます。その間はいつ売っても利益にかかる税金が非課税です。
今後の家計状況を予測する
今後の家計管理については、子どもは3人ともまだ小さいので、それほど生活費がかかっていませんが、これから食費や教育費が増えていくことを想定して考えましょう。年齢が近いので、一番上の子どもが高校生になるあたりから、授業料などを含む子どものための費用が膨らんでいきそうです。
持ち家の修繕費や、車の買い替え費用も、今後の支出として予想されます。現在、毎月どれくらい貯蓄に回っているのかわかりませんが、今年ジュニアNISAを使う使わないにかかわらず、コツコツと定期預金や投資信託の積立をして金融資産を増やしていきたいものです。