はじめに

休日に関する規定

有給休暇、休職制度、特別休暇、介護休暇、育児休暇、産前産後休暇、生理休暇と、休日の種類はさまざまです。もちろん、会社によってどういった種類の休暇を設けているかは異なりますので、まずはご自身の会社がどういった種類の休日を設けているかを知っておくことが大切です。

有給休暇については、規定の日数働いていれば法律上、当然に労働者に認められている権利になりますから、有給休暇に関する規定が就業規則などに定められていなくても、権利行使することができます。

昨今では、法律が改正されて、年5日は有給休暇を取得させる義務が会社にあります。「うち有給休暇規定を置いていないから、有給休暇なんて取らせないよ」という会社は殆どないと思いますが、社員のほうが勘違いをして有給休暇がない会社と誤解しているケースには遭遇したことがあります。

また、有給休暇は取得する際に、理由を伝える必要や、会社の許可は必要ないのが原則です。最近話題になることが多い、「人気のゲーム発売日に、ゲームをしたいので有給休暇をとる」というのも、全く問題ないことになります。

さらに、有給休暇の取得時期について、会社は就業規則内に「この時期は控えてくれ」ということを定めていなければ、申請された有給休暇の取得を認めないという扱いをすることはできません。もちろん、集団生活の中でその意思を貫く方が生きにくいという側面はあると思いますが、知識としては知っておいて損はないはずです。

有給休暇はどんな理由なのかにとらわれず、いつでも取得できる休暇だからこそ、「ここぞ」というタイミングで上手に使えるようにしていきたいですよね。有給休暇以外の休職制度、特別休暇などの休暇の種類が設けられていることをしっかり把握していれば、有給休暇を消費せずに休暇を取得できるケースがあるかもしれません。

さらに、有給休暇は使い切れない分は翌年に持ち越せますから、その点もやはりとても貴重な休暇ではないかと思います。なお有給休暇についても、加算する基準日を会社が設定していることがありますので、この基準日がある場合は覚えておいて損はないと思います。

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