はじめに
家計の見直しや資産運用を始めたいと思った場合、誰に相談すればいいのか迷うことはありませんか？相談先はさまざまですが、それぞれの特徴を知っておき、自分に一番合った相談先を選ぶことが大切です。
今回は、家計改善そして資産運用の相談先にスポットを当て、それぞれの特徴と相談する際の注意点について解説します。
家計改善の相談先は？
家計改善の相談先には、以下のものがあります。
・保険代理店
・ファイナンシャルプランナー
それぞれの特徴について紹介します。
・銀行が行う相談サービス
銀行が行う相談サービスとは、銀行と提携しているファイナンシャルプランナーに相談できるサービスで、申し込むとファイナンシャルプランナーから連絡があり、相談日時や相談場所を決め、実際に家計改善の相談を行います。
例えば家計改善の相談なら、毎月の収支の状況を伝えることで、改善点を指摘してくれ、キャッシュフロー表まで作ってもらえることもあります。また、家計改善の相談だけでなく、老後資金や教育資金、住宅購入などの相談も可能です。
・保険代理店
保険代理店でも家計改善の相談は可能です。そもそも、保険に加入するには、その保険料を払えるだけの余裕がなければなりません。そのため、無駄な出費がないかや、今後のライフイベントごとにどのくらいの費用が必要かを教えてもらえます。
・ファイナンシャルプランナー
ここでいうファイナンシャルプランナーとは、特定の金融機関や代理店などに属さない、独立系のファイナンシャルプランナーを指します。独立系のファイナンシャルプランナーには、お金に関する幅広い相談が可能です。 具体的には、以下のような相談ができるでしょう。
・住宅購入時の相談（購入可能か、住宅ローンはどこがいいか、その際の金利タイプなど）
・子どもの教育費はどのくらいを準備すればいいのか（準備方法も含む）
・資産運用をしてみたいがどのようにしたらわからない
・早期退職するにあたり、現在の貯蓄および退職金で生活できるか
・土地活用についてアドバイスをもらいたい
・不動産投資（賃貸）を行っているが、法人化したほうがいいのか（法人化することのデメリットも含む）
・両親が介護状態になった際、どのようなサービスが受けられるのか（手続きも含む）
・障害を持っている子どもの将来ために、金銭面でできることはなにか
家計改善を相談する際の注意点
家計改善の相談に銀行の提携サービスを利用するメリットは、相談料は無料で、何度も相談ができることです。しかし、提携している銀行の商品（預金口座や住宅ローン商品など）を勧められる可能性がある点に注意が必要です。
保険代理店も無料で相談できる点や、併せて保険の見直しを考えている場合なら同時に行える点はメリットです。しかし、保険商品の紹介に特化してしまうケースもないとはいえません。保険の見直しを考えていないなら、保険代理店への相談は避けたほうがいいでしょう。
独立系のファイナンシャルプランナーへの相談では、相談料が発生するケースが多く見られます。そのため、相談料を払ってでも相談するべき相手かどうかをホームページなどで実績を確認して判断する必要があります。ただ、中立的な立場でアドバイスをしてくれるため、本当に自分に合うアドバイスをもらえるとともに、家計の見直しなどを定期的に同じ人に依頼できる点がメリットです。