はじめに
ボーナスの配分は「4:3:2:1」がおすすめ
ボーナスを将来に備えてしっかりとお金を貯めつつ、自分へのご褒美にも使うには、先にボーナスの使い方を決め、お金を仕分けておくことが大切です。
おすすめの仕分けは、「貯蓄」、「自分へのご褒美」、「自己投資」、「金融資産への投資」 です。
病気やケガなど、もしもの時や夢、目標を叶えるためにも貯蓄は必要です。自分へのご褒美は、心が満たされますし、ストレス解消にもなりますね。自分自身へ投資することもとても大切です。スキルを磨く、本を読む、資格を取得するなどして自分の価値が高まると、仕事や人脈が増え稼げるようになります。貯蓄も大切ですが、投資をすることでお金が増えるスピードが加速します。投資は長く続けることで複利効果が得られるので、なるべく早くスタートしましょう。
ボーナスの使い道を仕分けたら、それぞれにボーナスを配分しますが、おすすめの比率は「4・3・2・1」です。内訳は、以下の通り。
ボーナスの4割は定期預貯金や普通預貯金など貯蓄に配分し、3割は自分へのご褒美として配分、2割は自己投資として配分、1割は金融資産への投資として配分するという具合です。例えば、ボーナスが50万円もらえた場合、20万円は貯蓄し、自分のご褒美には15万円、将来の自分のために自己投資には10万円、金融資産への投資は5万円になります。
「4:3:2:1」の比率はあくまでも目安なので、例えば、普段から自己投資にお金をかけていて、金融資産への投資をあまりやっていない方は、自己投資への割合を減らし、金融資産への割合を増やすなど、自分の状況に合わせて調整すると良いでしょう。ただし、お金を確実に貯めていくためには、貯蓄に配分する割合は、ボーナスの4~5割は確保したいところです。
こうして仕分けたボーナスのうち、貯蓄分と金融資産への投資分は、毎月の給与と同じく、先取りで貯蓄用口座に移します。財形貯蓄や銀行の自動積立定期預金を利用している人は、ボーナス月に増額設定もできます。自分へのご褒美分と自己投資分は、生活費口座に残し、必要に応じて使いましょう。自分へのご褒美分は無理に使うことはないので、余ったら貯蓄や自己投資に回してOKです。
普段の相談でもボーナスの有効な使い方について聞かれる機会が多くありますが、ボーナスは、あらかじめ使い道を決めて、配分するのがポイントです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。