はじめに

3人目を産むことは可能

現在、お子さんは5歳と6歳。ご夫婦は33歳と34歳ですから、52歳の時に下のお子さんが社会人になる計算です。仮に来年、34歳と35歳で第3子を産んだ場合、59歳の時にその子が社会人になります。今後は公務員の定年年齢も65歳に引き上げられる予定ですから、子育て終了後にも6年間働ける計算となります。

お子さんの教育コースは「高校まで公立、大学だけ私立」ということでしたから、高校までは目の前の教育費を家計から出していき、その一方で18歳までに500万円ずつ教育費を用意するのがひとつの目安となります。500万円という金額は、私立文系に4年間通える学費であり、学費の高い理系や芸術系学部への進学や一人暮らしをする場合には、不足分が生じるので、さらに上乗せして親が用意するか、差額分についてはお子さん自身に奨学金を利用してもらうことになります。

500万円の教育費を3人のお子さんに用意するので、合計で1,500万円になります。仮にボーナス130万円をまるっと貯蓄した場合、11年半で貯められる計算になります。ただし、いまから1年半は車の購入費用を貯めるので、教育費1,500万円が貯まるのは13年後になります。

もう少し現実的に考えると、お子さんの教育費の貯め時は、未就学児から小学校6年生まで。中学校以降は塾代なども徐々にかかってくるので、貯めるペースが遅くなると思われます。そう考えると、いまから家計を引き締めて、教育費を貯めていくことが重要になります。2人のお子さんの養老保険が残っている場合には、そこも教育費に充てられることになります。

今回のポイント3点をまとめると

以上、今回のご質問の3点をまとめます。

1.家計の無駄はどこから削るとよいか:特別費を予算化して、貯蓄型保険の見直しを
2.車を購入するのはいつごろがよいか:早ければ1年半後に購入可能
3.この状態で3人目を望むことは現実的か:3人目は可能です

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