はじめに

その他(金投資、テンバガー狙いなど)

長期的なリスクヘッジを考えるなら金投資も有力な選択肢となるでしょう。コモディティはNISAの対象ではありませんが、例えば三菱UFJ信託銀行が受益権を発行する純金上場信託「金の果実」(1540)は新NISAの対象です。純金上場信託は、国内の金先物価格から評価したETFで、小口から投資が可能であり、金現物の裏付けがあり金地金との交換が可能と言う特徴があります。日本でも物価上昇が続いているなかで金は購買力を維持するインフレ対策としては有効ですし、個人的にも運用資産全体の1割程度を上限の目安に保有するのがいいのではと思っています。

また成長力やテンバガー(株価が10倍になりそうな銘柄)狙いの個別株も、選び方にセンスが問われますが、1割くらいを目処に検討してみてはいかがでしょうか。長期投資だからこそ、米国のペニー株(一株の価格が非常に安い株)や新興国の個別株、日本のベンチャー株などを、未来10倍100倍の株価を期待して保有しておくというのも夢があって良いのではないでしょうか(あくまでリスクを考えて1割くらいに抑える方が良いと思いますが)。投資家としての醍醐味、非課税の恩恵もより期待できそうです。


今回は「成長投資枠」についてお伝えしましたがいかがでしたか?結論としては、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」どちらも使うのも、どちらかだけ使うのも、ご自身の投資戦略に合わせて選べば良いと思います。また両制度を組み合わせて利用することで、リスク分散と資産成長のバランスをとることが可能です。

投資初心者はまずはつみたてNISAから始めると良いでしょう。

投資はリスクを伴いますので、自分の投資スタイルやリスク許容度に合った方法を選ぶことが大切です。また、専門家のアドバイスを受けることも一つの方法ですが、まずご自身が何のために新NISAで投資をするのか明確にしてからアドバイスを受けるようにしてください。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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