はじめに

現状を維持しながら資産は増やせる?

住宅ローンシミュレーターで計算すると、相談者様の借入条件では、毎月の返済額は3万3,289円です。現在の住居費の3万2,000円とほぼ変わらないので、10年間の支出を考えると、日々の生活に影響は少ないでしょう。

ただし、固定資産税を支払うことになりますので、別途準備してください。

物件購入後の預貯金額は1,030万円-700万円で330万円。投資額は現状400万円。貯蓄は毎月2万円貯金されていますので、定年退職の年齢を60歳とした場合、18年間続けた場合の貯金残高は432万円を上乗せできます。その他、18年間のボーナスからの貯蓄(年間50万円)は、900万円、退職金は828万円です。投資額を元本のままとすると、60歳の時点で、少なくとも2,890万円が手元に残っている計算です。なお、使途不明金は計算に入れていないので、これが投資に回っている場合は、さらに資産は増えているでしょう。

定年退職が60歳の場合、年金受給開始までの5年間の収入が途絶えてしまうことになります。この時、たとえば毎月10~15万円程度の収入が得られれば、貯蓄を切り崩すことなく、生活を送ることが可能でしょう。

65歳からは毎月10万円の公的年金の受給が開始され、ほぼ、同様の生活を送ることができます。ただし、10万円では、貯蓄は一切できない計算になっています。

42歳で住宅を購入した場合、住宅ローンは52歳で終わります。住宅ローン返済分の3万3,000円を毎月の貯蓄に充てれば、60歳までの8年間で貯蓄を316.8万円上乗せすることができます。この場合は、60歳の時点で約3,200万円が手元にある計算になります。

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