はじめに
●投信マイレージサービス
投信マイレージサービスは、SBI証券での投資信託の月間平均保有金額に応じてVポイント(Tポイント)・Pontaポイント・dポイント・PayPayポイント・JALのマイルのいずれかを貯めることができるサービスです。
ポイントの還元率は、次のようになっています。
投資信託の月間平均保有金額が1000万円未満の場合年0.1%、1000万円以上の場合年0.2%のVポイント(Tポイント)・Pontaポイント・dポイント・PayPayポイントがもらえる(JALのマイルは0.05%・0.1%)のが基本です。たとえば、SBI証券で100万円分の投資信託を1年間保有していれば、1000ポイントがもらえるというわけです。
ただ、信託報酬が比較的安いインデックスファンドなどの場合、「指定銘柄」に分類され、通常銘柄よりも還元率が少なくなります。対象の投資信託は細かく指定されており、少ないものでは0.0175%、「1000万円までは0.1%だが1000万円超は0.19%」などとなっているものもあります。とはいえ、資産額が増えるほどに、もらえるポイント数も増えていくのは嬉しいですね。
また、一部のアクティブファンドなどは「SBIプレミアムセレクト銘柄」に指定されており、1000万円までで0.15%、1000万円超で0.25%とポイント還元率がアップします。なお、SBIプレミアムセレクト銘柄は3か月に1度見直されます。
SBI証券ではポイントが投資に「使える」
SBI証券では、国内株式・投資信託の積立・投資信託の買付にVポイント(Tポイント)・Pontaポイントを利用可能。1ポイント=1円相当で、買付代金の一部または全部に充当できます。
ポイントの付与は、Pontaポイントは「毎月10日を起算日とする2営業日目の翌日」とあるので、おおよそ翌月11日〜13日ごろ。Vポイントの場合は翌月下旬です。付与されるポイントがすぐに買い付けに回せるわけではないので、たとえば成長投資枠でS株(単元未満株)に投資するのも一案です。
<SBI証券の注文画面例>
SBI証券のウェブサイトより
上の画面はSBI証券の単元未満株の購入画面です。
「ポイント利用」で「利用する」を選ぶと、メインポイントにしているポイントの保有ポイント数が表示されます。「すべて利用する」を選ぶと、保有しているすべてのポイントを買い付けに回します。また、「一部利用する」を選んで利用するポイント数を入力すれば、指定したポイントのみ使用します。
なお、Vポイントは本稿執筆時点では投資信託の買付にしか利用できません。しかし、2024年4月にTポイントとVポイントが統合(青と黄色のVポイント)となった後は、Vポイントで国内株式・投資信託の積立もできるようになる予定です。
SBI証券でポイント還元を得ながらお得に投資する方法を紹介しました。これからSBI証券で投資を始めるならば、これらを活用して投資の設定するのがおすすめです。また、すでにSBI証券を利用している方も、自分の設定を見直して、少しでもお得な方法を取り入れるようにすることをおすすめします。
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