はじめに

テーマパーク全体で入場者数はコロナ前から回復せず

どこをとってもキラキラしている当社ですが、死角がないわけではありません。じつは売上高は過去最高を更新予定ですが、入場者数はコロナ前の8割程度で、いまだ全快には至っていません。これは当社だけではなく、テーマパーク全体に言えるようで、経済産業省が毎月発表する特定サービス産業動態統計調査によると、遊園地・テーマパーク全体では直近の入場者数の回復が鈍っています。

2月6日に総務省統計局から発表された家計調査では、2023年の平均消費支出は前年比で実質2.4%の減少、平均所得は前年比で実質6.0%減少と厳しい数字となっています。懐事情が厳しくなる中、娯楽へ回す予算が削られていると考えるのは妥当なところでしょう。今後、オリエンタルランドが、価格を維持しながら入場者数を完全回復できるかどうか、定点観測が必要です。

当社のような超優良企業は、NISAで買いたいところですが、冒頭でも述べたように決して割安感はありません。できるだけ株価が下げたところを狙っていかないと、高値づかみとなる可能性が高いため、徹底した押し目を待ちたいところ。

画像:TradingViewより

月足チャートを見ると24ヶ月移動平均線がサポートラインになっています。1年に1回レベルの頻度で、押し目をつけるチャンスがありそうなので、抜け目なくウォッチしていこうと思います。

※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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