はじめに
1.節約効果ナンバーワンは「住居費」
固定費を削減するのに最も効果が高いのは、当たり前ですが、金額が大きい固定費から手をつけることです。一般的に住居費は、家計に占める割合が最も大きい支出です。居住している地域にもよりますが、住居賃が手取り収入の25%~30%を超えている場合は、できれば住居費がより安くて住む物件への住み替えを検討したいところです。とはいえ、引越しするにも費用がかかりますから、何ヶ月でその費用を回収できるか計算したうえで総合的に判断しましょう。
住宅ローンを払っている人は、今払っているローンの金利が現在の金利相場より高いなら、借り換えを検討するのもよいでしょう。
CHECK::今ローンを組んでいる金融機関にダメもとでローンの金利引き下げを交渉してみる、という手もあります!
2.すぐに見直せて効果が高い「生命保険料」
死亡や入院時に必要な保障はライフサイクルや家族の状況によって変化していきます。以前は必要だと思って加入した保険でも、今の自分や家族にとっては必要な保障ではなくなっている可能性もあります。また、そもそも必要以上の保障をつけてしまっていることも珍しくありません。特に医療保障の場合、健康保険の高額療養費制度や傷病手当金などを活用することを踏まえれば、それほど大きな保障がなくても充分な場合もあります。保険の見直しをすることで毎月の固定費である保険料を削減することも検討してみましょう。
3.あなどれない「自動車の維持費」
住んでいる地域によっては、日常の足として一人一台自動車を持つのが当たり前、というところもあるでしょう。しかし、車は“持っているだけで”多くのお金がかかります。たまにしか乗らなくても自動車保険の保険料に自動車税、車検代など、一定の費用がかかります。駐車場を借りていれば、その費用も毎月かかってくるでしょう。金額もそれぞれ、数万〜10数万円と大きめです。
たまにしか乗らないのであれば、レンタカーやカーシェアにする、維持費のかかりにくい小さめの車に乗り換えるなど、自動車にかかる固定費の削減をすることも大きなポイントです。
4.「電気料金」の見直しはしてみた?
2016年4月から電力自由化がスタートしましたが、もう既にお得な電力会社・プランは調べてみましたか?毎日使う電気代だからこそ、基本料金はもちろん、使用料の安い会社に乗り換えることは、長期的に見ると大きな節約効果につながります。調べたり、手続きしたりするのが面倒でも、どうせやるなら早いに越したことはありませんよ。