鉄道旅、Go Toトラベル「地域共通クーポン」の利用と期間限定おトクなきっぷ
鉄道を楽しみたい人へ
国内旅行の喚起を目的とした政府観光庁の「Go To トラベル」事業では、旅行代金の15%の「地域共通クーポン(紙クーポンと電子クーポンの2種類)」が配布されますが、JR北海道では紙の地域共通クーポン専用のおトクなきっぷ2種類を発売しています。また、関西エリア最大の路線網を誇る近畿日本鉄道では、期間限定で近鉄全線が3日間乗り放題となるおトクなきっぷを発売しています。 「Go To トラベル」事業の利用者のみが使用できるおトクなきっぷに加え、「Go To トラベル」事業を利用して大阪・京都・奈良・吉野・伊勢志摩方面へ行く場合、近鉄電車と近鉄グループの関連施設が大幅な割引となる「近鉄全線3日間フリーきっぷ」を使ったおトクな旅も楽しめるというものです。北海道の旅では「Go To HOKKAIDO 乗り放題パス」や「Go To はこだてパスポート」を活用できます。写真は釧網本線を走る快速列車。※新型コロナウイルスの感染状況によって変更されることもありますので、使用前にご確認ください。
Go Toトラベルを利用した列車旅、「地域共通クーポン」で引き換えられるきっぷがおトクと話題に
列車をとことん楽しもう!
国内旅行の喚起を目的とした政府観光庁の「Go To トラベル」事業(旅行代金の最大35%割引+旅行代金の15%の地域共通クーポン配布=最大50%割引)が、10月から全都道府県を対象としたものとなり、一時は利用者増に対応して割引率を下げる旅行代理店が出るほどでした。現在は当初の予定通り、日帰りおよび宿泊旅行に対しての補助が行われ、旅行代金の15%の「地域共通クーポン(1,000円単位)」が配布されています。「地域共通クーポン」は紙クーポンと電子クーポンの2種類があり、それぞれ使える店舗が限られていますので注意が必要です。また、東京都に宿泊した場合、利用できるのは東京都と隣接する県(千葉・埼玉・神奈川・山梨)に限られ、利用日も宿泊当日と翌日となります。一部の鉄道会社では、「地域共通クーポン」とのみ引き換えられるおトクなきっぷ類を期間限定で設定しており、便利でおトク度が高いと話題になっています。そこで、今回は「地域共通クーポン」でのみ利用できるきっぷ類を紹介します。山陰本線の快速列車
GoTo以外も!出発3日前まで使える東京・新大阪間「のぞみ」、JR四国・九州の破格のお得きっぷ
続々と登場
新型コロナウイルスの感染拡大でJR各社は利用客の大幅な減少となりました。厳しい経営環境を脱するため、JR各社では通常よりも割引率の高いおトクなきっぷ類を設定し、新幹線や特急列車の利用者が戻ることに期待しています。また、国内旅行の喚起を目的とした政府観光庁の「Go To トラベル」事業(旅行代金の最大35%割引+旅行代金の15%の地域共通クーポン配布=最大50%割引)が全都道府県を対象に始動し、宿泊を伴う旅行商品などが通常の半額で楽しめるようになりました。なお、JR各社はコロナウイルス感染防止のためのガイドラインを作成し、安心して列車旅が楽しめるように取り組んでいます。今回はJR東海の東海道新幹線「のぞみ」で新登場となる「ぷらっとのぞみ」や、JR四国・JR九州の期間限定の乗り放題きっぷをご案内します。
半額で乗ることも!JR東日本エリアの新幹線・特急列車の「えきねっと」のお得な使い方
新幹線・特急・リゾート列車まで
新型コロナウイルスの感染拡大により、国内の交通事業者や観光関連事業者は、今もなお甚大な影響を受け続けています。JR各社の新幹線・特急列車などの乗車率は過去最低を記録することとなり、赤字路線の存続の危機に及ぶほどのものとなっています。9月から国内旅行の喚起を目的とした政府の「Go To トラベル」(旅行代金の最大35%割引+旅行代金の15%の地域共通クーポン配布=最大50%割引)が本格的に始動し、秋の紅葉シーズンを迎える上信越・東北方面の旅がお得になります。各鉄道会社はコロナウイルス感染防止のための対策を施していますので、密にならないように気を付けながら列車旅を楽みたいですね。今回はJR東日本エリアの新幹線・特急列車を利用したおトクな列車旅をご案内します。
注目の鉄道情報、「N700S」に箱根登山鉄道、夏休み期間に使える割引きっぷが続々登場
都道府県をまたぐ移動自粛の緩和に伴う夏の鉄道旅
新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年6月18日まで都道府県をまたぐ移動自粛が実施されてきました。これにより、国内の観光関連事業は甚大な影響を受け、ホテル・旅館、飲食店、土産物店、そしてJR・私鉄各社は存続の危機にまで及んでいます。特に地方鉄道では、前年比-90%という収入減が会社の存続を左右させる状態にまで追い込まれています。今回の移動自粛の緩和により、徐々に観光需要が戻りつつあり、感染防止対策を実施したうえで夏休みに向けた列車旅が提案されるようになりました。JRグループや私鉄各社では、本来は繁忙期となる夏休み期間においても、割引きっぷや割安な旅行の設定を行っています。感染防止に気を付けながら、国内の観光関連事業の復旧にも一役買うことができる夏の列車旅もいいですね。
Suica使用は要注意!購入済みの特急券や乗車券や定期の払い戻し通常時とコロナ対応の解説
今だから知っておきたいJRの特急券・乗車券・定期券の扱い
国内各地における新型コロナウイルスの感染拡大により、すでに購入済みの特急券や乗車券、使用開始後の通勤定期券などの取り扱いなどが、JR・私鉄各社から発表されています。今回はJR東日本の通常の特急券・乗車券・定期券類の払い戻しについて紹介するとともに、2020年4月7日に政府より「新型インフルエンザ等対策特別特措法」に基づく緊急事態宣言が発出されたことなどを受け、旅行を見合わせる場合やテレワークなどで通勤定期券を使用しなくなった場合、特別な取り扱いが実施されています。JRグループ各社および私鉄各社でも同様の取り扱いが実施されていますので、特急券・乗車券・定期券を払い戻すときは各社から出されている条件などをご確認ください。写真は久大本線「ゆふ」、GW中は九州の全特急列車が運休
首都圏に誕生した鉄道新スポット、新駅に新駅舎、新路線を写真で解説
利便性が向上する首都圏の鉄道網
2020年3月14日、山手線・京浜東北線田町~品川間に「高輪ゲートウェイ駅」が開業しました。山手線では1971年4月20日に開業した西日暮里駅、京浜東北線では2000年4月1日に開業したさいたま新都心駅以来の新駅となります。また、2019年11月30日には相模鉄道本線西谷駅とJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近までを結ぶ連絡線が開通し、相鉄本線海老名駅~JR武蔵小杉駅~JR大崎駅~JR渋谷駅~JR線新宿駅を結ぶ新ルートが開業しました。このほか、JR山手線原宿駅の新駅舎と新ホームの使用開始など、今回は首都圏の鉄道に関する話題を紹介します。今は、行くことができませんが、写真で解説できればと思います。
おトクな群馬鉄道旅、蒸気機関車牽引の「SLぐんま」とリゾート列車を堪能する
世界遺産から温泉、レアな列車まで
JRグループと地元の県市町村、観光事業者などが共同で開催する観光「デスティネーションキャンペーン」は期間限定でさまざまなお得なイベントが開催されます。今年は4月1日~6月30日の期間、群馬県全域と埼玉県北部・秩父エリアが連携する「群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)」です。特に旧形客車をリニューアルした蒸気機関車牽引の「SLぐんま」や、リゾート列車を使用した快速「四万温泉やまどり」など、群馬の旅がより楽しくなる列車が数多く運転されます。また、群馬の列車旅に便利なフリーきっぷも用意されていますので、首都圏から春から初夏にかけての日帰り&1泊旅行が手軽に楽しめます。
2020年3月JRダイヤ改正でぐっと便利になる鉄道と航空、増発や新列車は?
今回の改正で利便性が高くなるもの
JRグループは2020年3月14日にダイヤ改正を実施します。今回の目玉は東海道新幹線「のぞみ」や東北新幹線「はやぶさ」の増発、伊豆方面への新しい特急列車の運転などですが、中でも東海道新幹線の全列車をN700Aタイプに統一し、1時間当たりの最大運転本数が「のぞみ」12本となります。また、航空では羽田空港発着の国際線の増便や、那覇空港の2本目の滑走路の供用開始など、東京オリンピックに合わせた空の便の利便性を高めるものです。羽田空港は現在の国内線第2ターミナルも国際線に使用するため、羽田空港のターミナルの名称変更などを実施します。この春は鉄道も航空もより快適で利便性の高いものとなり、ビジネスや観光の旅がしやすくなります。写真はN700Aのぞみ
東海道・山陽新幹線の便利でおトクな乗り方
JR東海のネット予約サービス
東海道・山陽新幹線の指定席特急券やグリーン券は、乗車する列車が始発駅を発車する日の1ヵ月前の10時から全国のJRの駅や旅行センター、主な旅行会社の窓口で一斉に発売されます。JRの駅の窓口などで購入できるのは、運賃表や料金表に表示された通常の値段のものですが、今回紹介するJR東海のインターネットサイト予約サイトでは、東海道・山陽新幹線が便利でおトクに利用できる割引特急券を発売しています。また、駅の窓口での特急券・乗車券の受取りが不要なチケットレスサービスが実施されており、スマートフォンや携帯電話で予約・購入することができます。そこで、今回はJR東海のインターネットサイトにスポットを当て、便利な機能やおトクな利用法についてガイドします。
台風のその後長野の観光状況は?復興支援を兼ねた北陸新幹線の旅
暫定ダイヤの北陸新幹線が9割方運行確保
2019年10月の台風19号の影響により、長野県では水害による鉄道の不通区間が発生しました。北陸新幹線は長野の車両基地が被災し、留置してあった北陸新幹線用のE7系・W7系12両編成10本が水に浸かり、120両が廃車になるという甚大な被害を受けました。このため、列車本数を減らした暫定ダイヤでの運行を余儀なくされ、首都圏と長野・北陸方面を結ぶ足が混乱しましたが、現在は上越新幹線用のE7系を転用するなどして、11月30日から「かがやき」定期10本、「はくたか」定期14本、「あさま」定期17本中15本の運行できるようになりました。また、上田~別所温泉間を結ぶ上田電鉄では、信濃川に架かる鉄橋が流されたため、上田~城下間はバス代行輸送となっています。復旧には1年以上かかると思われますが、城下~別所温泉間は電車が運行されていますので、水害復興支援を兼ねて別所温泉の風情を楽しむのはいかがでしょう。
JRの新幹線・特急列車のおトクな予約「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」を使いこなす方法
通常の値段で乗るのはもったいない!列車の割引サービス
JRの新幹線や特急列車、観光列車の指定席特急券・指定席券・指定席グリーン券は、乗車する列車が始発駅を発車する日の1ヵ月前の10時から全国のJRの駅や旅行センター、主な旅行会社の窓口で一斉に発売されます。駅の窓口などで購入できるのは、運賃表や料金表に表示された通常の値段のものですが、JR各社のインターネットサイトでは自社の新幹線や特急列車の割引特急券を発売しています。また、一部の特急列車では、特急券・乗車券の受取りが不要なチケットレスサービスも実施されており、スマートフォンや携帯電話で予約・購入することで駅窓口に立ち寄ることなく乗車できます。そこで、今回はJR東日本のインターネットサイト「えきねっと」にスポットを当て、便利な機能やおトクな利用法についてガイドします。写真は東北新幹線はやぶさ
Suicaの利便性がアップ、交通系ICカードの基本と進化した機能を解説
お得なきっぷもICカードで発券
キャッシュレスで改めて交通系ICカード(電子マネー)が注目されていますが、実はSuicaも進化しています。自動改札機の読み取り部分にタッチするだけで通過できる交通系ICカードの普及により、首都圏では1枚のICカードで電車・バス・モノレールなどの交通機関に乗車できるほか、飲食店や物販店、コンビニ、スーパー、量販店などの買い物にも使用できるようになりました。他社線が連絡する駅では乗換専用自動改札機にタッチするだけで、乗換駅までの運賃精算と次に利用する会社線の入場記録ができるなど、利便性も大幅にアップしています。今回は首都圏エリアで使用できる交通系ICカードの概要および便利な機能などについて紹介します。
東海エリアで乗ってみたい路線&列車!最大限にお得で便利なきっぷを活用する
私鉄16社も含めて連続2日間乗り放題!
JR東海の在来線は、神奈川県、静岡県、山梨県、愛知県、三重県、岐阜県、滋賀県、長野県の8県にまたがる路線網があります。そして、JR東海のエリア内には大手私鉄を除く16の第三セクター・私鉄線がありますが、何とJR東海の在来線全線と16の第三セクター・私鉄線が土曜・休日の連続する2日間乗り放題となるフリーきっぷが、JRの多客期を除く年間を通じて発売されています。その名も「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」という分かりやすいネーミングで、別に特急券を購入すれば在来線の特急列車に無制限で乗れるだけでなく、東海道新幹線熱海~米原間の「ひかり」「こだま」も4回まで利用可能という使い勝手の良いものです。秋の行楽シーズンを迎え、紅葉の美しいエリアも多数あります。この機会にお得で便利なきっぷを使用してみませんか。※写真は天竜浜名湖鉄道 扇形車庫
「夏休み四国満喫きっぷ」は特急列車自由席が“連続4日間”乗り放題
今年の夏はより割安な切符が登場!
JR四国線の特急・快速・普通列車の普通車自由席が3日間乗り降り自由となる「四国フリーきっぷ」は通年販売のお得なきっぷですが、今年の夏はより安くてお得な「夏休み四国満喫きっぷ」が発売されています。「四国フリーきっぷ」は3日間有効、おとな16,140円・こども8,070円ですが、「夏休み四国満喫きっぷ」は4日間有効、おとな13,000円、こども3,000円と、有効期間が一日長いうえに割安な価格となっています。特にこども用(おとなと同一行程の場合に利用できる)は3,000円ととってもお得で、子供連れの家族旅行にも最適です。このきっぷの利用条件は土曜・日曜・祝日を含む連続4日間(月~木曜および火~金曜の平日4日間は利用不可)となりますが、利用期間が2019年9月27日出発分までですので、8月から9月にかけて四国の旅を楽しむことができます。※トップの写真はしまんトロッコ四国まんなか千年ものがたり今回は「夏休み四国満喫きっぷ」の概要および四国で乗ってみたい列車などをご紹介します。このきっぷを利用して、四国の美しい車窓風景とあわせ、うどん・皿鉢料理・鯛めしなどの郷土料理を楽しむ旅に出てみませんか。
1万円強で快速・普通列車が7日間乗り放題、「北海道&東日本パス」活用術
夏の鉄道旅行をお得に楽しむには
全国のJR線の快速・普通列車の普通車自由席が1日間乗り降り自由となる「青春18きっぷ」は、今年の夏も7月20日~9月10日の利用期間で発売されますが、北海道・東日本エリアの旅であれば、「北海道&東日本パス」の利便性が高く、7日間有効で1万850円。「青春18きっぷ」はおとな・こども同額ですが、このきっぷはこども半額と家族連れの旅にも最適です。また、北海道新幹線新青森~新函館北斗間は同区間の特定特急券(空いている座席を利用)で利用できるほか、北海道新幹線+北海道内の特急列車が1日間乗り放題となる「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」も用意されています。今回は「北海道&東日本パス」の基本から、旅のモデルルートまでを紹介します。きっぷを利用して、東北の夏祭りや北海道の美しい自然の風景を楽しむ鉄道旅もおすすめです。
熊本で肥薩線の観光列車やSL列車を存分に味わい尽くす鉄旅
展望ラウンジや食堂車など至福の時間が楽しめる
2019年7月1日~9月30日の3ヵ月間、熊本県全域を舞台として「熊本デスティネーションキャンペーン」が開催されます。「五感、ひびく、観動旅 もっと、もーっと!くまもっと。」をキャッチフレーズに、地元の人だけが知っている熊本の魅力の紹介、期間中は特別なイベントの実施や観光列車の運転、駅レンタカーの特別割引などが勢ぞろいします。肥薩線の観光列車やSL列車、A列車で行こうにおれんじ食堂と至福の鉄道旅が楽しめます。また、熊本県といえば「球磨焼酎」と「馬肉料理」が思い浮かぶ左党の方もいると思いますが、熊本の馬肉は庶民の食卓にも並ぶ郷土の味覚で、生産量は全国第一位。鉄道に加え、本場ならではの新鮮な馬刺しや馬肉料理を味わうのも、熊本の旅の楽しみのひとつとなります。トップの写真はいさぶろう・しんぺい号
座って帰宅できる首都圏私鉄の着席サービスの全貌
デュアルシート装備で座席指定に変身
首都圏のJRや私鉄各社では、前回ご紹介したように特急用車両を使用した通勤・通学時の着席サービスが行われています。座席指定に使用できる専用車両を保有している会社では、朝晩の通勤・通学時間帯は列車名を「モーニングウェイ」「おはようライナー」「湘南ライナー」「ホームウェイ」「イブニングライナー」などとして、通勤・通学時間帯の着席サービスを実施しています。昼間時間帯や週末に座席指定の特急列車として使用する車両を保有しているからのサービスとなりますが、近年は通勤用のロングシート車のみで運転される会社・路線にも着席サービスが拡大されるようになりました。例えば東急電鉄大井町線や京王電鉄京王線、東武鉄道東上線など、ロングシートの通勤用車両のみで運用されていた路線ですが、ロングシートとクロスシートになるデュアルシートを採用した車両の登場により、着席サービスができるようになりました。また、全車自由席の「特快」にクロスシート車が運用される京浜急行では、朝晩に座席指定制の列車を運行しています。今回は疲れて帰宅する時に利用したい通勤タイプの車両を使用した着席サービスをご紹介します。トップの写真は拝島ライナー