ビジネス
経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
不安定な株式市場はいつまで?反転時期をこう読む!
まずは落ち着こう
前回の筆者記事(10月19日付「株式市場の下落は、一過性のものなのか 」)では、本年1~3月の下落局面と同じように 、今回の株式市場の不安定化局面も一過性のものであり、年単位の下落に入るというようなトレンド転換にはならないという見方をお伝えしました。その理由としては、景気・企業業績自体の腰折れを現時点では想定していないことです。今回の記事では、もう少し、現在の不安定な状況を確認したいと考えます。
上場が相次ぐ「印刷通販業」、投資妙味はどのくらい?
ラクスルに続いて、もう1社が上場
9月18日配信記事で取り上げた、印刷通販業のラクスル。同社が上場したのは今年の5月31日でした。そして10月18日には、同じく印刷通販業を営むプリントネットという会社が新規上場しました。ここに来て上場が相次いでいる、この「印刷通販」という業態。紙媒体の需要が減っていることを受け、印刷業界全体では市場が縮小傾向にありますが、こと印刷通販に限っていえば、2012年から2018年までの6年間の平均では、年10%超の成長率だそうです。成熟産業で異色の成長業態を展開するラクスルとプリントネットを、もう少しくわしく分析してみたいと思います。
今こそ学ぼう「銘柄の選び方」、ポイントは“目と足”
今日からできる銘柄選択
日経平均株価は10月1日の終値では24,245円76銭でしたが、そこから1か月も経たずに21,000円台まで急落しました。日本の株式市場に限らず、米国株式市場をはじめ世界的な株安となっています。今回の株安で株式投資は怖いと思ってしまった投資家もいるかと思いますが、このような時こそ原点に戻りましょう。今回は銘柄選択方法の一例を紹介したいと思います。
解約した財形貯蓄700万、いくら投資にまわしていい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横田健一氏がお答えします。都内の会社で働いております。新入社員の時から財形貯蓄を行っておりましたが、転職することとなり、財形を解約することになりました。700万円程まとまって入ってきたので、ただ貯金するのではなく、運用も視野に入れたいと考えています。いくらを投資にまわして、どのように資産を分散するのがよいでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、33歳、未婚・職業:会社員・住居形態:賃貸・手取りの世帯月収:20万円・毎月の支出目安:20万円
サッポロビール、新マーケティングに浮かぶ苦悶の理由
食関連ベンチャーとタッグ
ビール大手のサッポロビールは10月下旬、個人とオリジナルビールを開発・シェアする新サービス「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」をスタートさせました。運営に当たって手を組んだのは、食コミュニティサービス「KitchHike(キッチハイク)」を運営する企業、キッチハイク。2012年に創業したベンチャー企業です。サッポロビールはなぜ今、ベンチャー企業と組んで新サービスを始めるのでしょうか。そこには、大手ビール会社ならではの危機感がありました。
「やる気」が出ない…科学的にみるモチベーションの高め方
時間的なリミットはない!やる気にまつわるカンチガイ
やる気が出ないのはあなたのせいではなく、あなたが「やる気の出し方」を教わる機会がなかったせいである。自らの著書『「やる気」を育てる!』の冒頭でこう述べているのは、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)など、テレビで大活躍の心理学者・植木理恵先生です。「頑張りたいのに、やる気がわかない……」、そう焦った経験が誰しも一度はあるはず。勉強でも仕事でも、人はやる気を持てないことに対して集中することができず、その結果いつまでたっても上達しません。さらにやる気を感じない状態を放置すると、新しいことに気づく力がどんどん衰えていきます。「どうせできない」というようなあきらめ感が続けば、最悪の場合メンタルに深刻な影響が出てくる可能性もあります。そのため、やる気を育てる方法を知ることは、成績や労働効率アップの問題にとどまらず、生活のクオリティをも左右するのです。そこで今回は、第1章「やる気を育てる5つの原則」の中から、「やる気」の根本的なメカニズムについて見てみましょう。
東南アジアに鉄道ラッシュ、注目の企業はどこ?
ベトナムとインドネシアにMRT建設
ASEAN(東南アジア諸国連合)主要国の中でも都市鉄道の建設が遅れていたインドネシアで、来年にもMRT(大量高速輸送鉄道)が開通します。インドネシアと同じく交通インフラの遅れが目立つベトナムでも、相次いでMRTの建設が着工し、駅建設予定地の周辺を中心に不動産開発ラッシュとなっています。この開発ラッシュので注目される企業はどんな企業なのでしょうか。まずは、現地の開発状況を見てみましょう。
資産形成のために知っておきたい 自分のためと社会のための投資とは
イベントレポート
2018年8月25日、人生100年時代に向けた長期資産形成を学ぶをテーマに開催されたイベント「資産形成1DAYスクール2018」。本イベントでは「貯蓄から資産形成へ」の第一歩として、お金の最新情報や制度、効率的なお金の増やし方を著名ファイナンシャルプランナーが中立的な視点でわかりやすく解説。さらには、運用益が非課税で人気が高い「iDeCo」「NISA」「つみたてNISA」の活用法も紹介し、これから資産形成を始めたいと考えている方から、既に始めているけど復習したい方まで、長期資産形成について学ぶためのセミナーが多数開催されました。その中から本記事では、鎌倉投信株式会社創業者の新井和宏氏によるセミナー「資産形成のために知っておきたい 自分のためと社会のための投資とは」の内容を一部抜粋して紹介します。
年末に向けて株価回復はあるのか?
相場アク抜け時期を探る
10月の世界の株式市場は、スタートこそ9月からの堅調な展開を維持しました。NYダウは最高値を更新し、日経平均株価も27年ぶりの高値を付けた場面がありました。しかしその後、米長期金利の上昇を嫌気して米国株が下落すると、世界的な株安に発展しました。依然、不安定な様相をみせている株式市場、今後上昇トレンドが復活することはあるのでしょうか。
AIが働く主婦たちの仕事を奪う日は来る?
あなたは楽観派、それとも悲観派?
2017年5月、将棋ソフトのPonanza(ポナンザ)が佐藤天彦名人に勝利したニュースは、人間がAI(人工知能)に勝てなくなる時代の幕開けを伝える象徴的な「事件」でした。その「事件」よりも前、既に野村総合研究所は、英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らとの共同研究で、日本の労働人口の約49%が就いている職業がAIやロボット等で代替可能と推計する結果を発表していました。もはやSFの世界ではなくなったAIと人間との共存社会。仕事と家庭の両面において、深く現実社会と関わる“働く主婦層”の目には、AIの発達はどのように映っているのでしょうか。
副業ブログを書く時間がない!効率的に続けるコツ
捻出した時間をブログ記事に変える方法
「ブログを書く時間がない!」副業でブログを始める場合、日常生活の中からブログ運営のための時間を捻出する必要があります。休日を活用したり、早起きをしたり。どこで時間を確保するかは人それぞれですが、その時間を有効的にブログ運営に投じないといけません。ブログの執筆がなかなか進まなかったり、記事がうまくまとまらなかったりしていては、ただの時間の浪費になってしまうからです。副業ブログは、「時間の捻出」「時間の有効利用」を同時に行うのがコツです。ブログで月3万円稼ぐ副業術をお伝えしている本連載。今回は第5回目。捻出した貴重な時間を、ブログ記事に変えて行く方法をお伝えします。
日本電産の決算発表が毎回注目されるワケ
発表日が早い上に内容にも注目
3ヶ月ごとに発表される四半期決算発表において、毎回注目を集めているのが日本電産です。小型モーターを中心とした大手電子部品メーカーで、世界的に有名な京都発祥のハイテク企業群の一つですが、国内外のメーカーを数多く買収していることでも知られています。その日本電産の決算発表が毎回注目されているのは、なぜなのでしょうか。
株をやるぞ!と思ったら、先ずチェックしておきたい3つのポイント
株価のキホンを押さえよう
「株ってどうやって買うの?」「いくら自己資金が必要なの?」そろそろ株を始めてみたいと思っても何から手を付けたらよいか悩みますよね。今回は株式を購入するための「資金」や「株価の決まり方」についてのキホンをお話しします。
「日経平均27年ぶり高値からの下落」をどう考えるべきか
株価を決めるのは企業価値
前回の筆者記事(9月27日付け「あの急落前とソックリ?今年の10月相場も警戒する理由」)を覚えておられるでしょうか?米国株と長期金利の関係が、大暴落を演じた今年2月と同じ状況であると警鐘を鳴らしました。案の定、今月に入って世界同時株安が起こりました。危惧していたとおり、不安がまさに現実のものとなってしまいました。
40代男性「繰上げ返済で負担を軽くして自宅を賃貸に出したい」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。数年後に住宅ローンの半分、変動金利分を繰上げ返済して完済したいと考えています。その後、自宅を賃貸に出して、近くの賃貸マンションに住もうと考えています。そうすると、今の家の返済は半分になるので、住宅ローンの負担が少なくなり、空室の時でも収支が辛くないと思っています。しかし、繰上げ返済をすると手元の現金が減るため、子供の教育費や、もしもの時が心配です。どのような基準で早期返済したらいいのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。私の現状の考えでは、給与収入で貯蓄できる現金は手元に置き、その他の収入をすべて繰上げ返済に充てようと考えています。このような考え方で、よろしいでしょうか。たとえば、「手元の現金が400万円に到達したら、それ以上はすべて繰上げ返済に充ててしまう方がよい」などのアドバイスをいただければ幸いです。〈相談者プロフィール〉・男性、40代前半、既婚(妻:専業主婦)、子ども2人(小1、年少)・世帯収入:給与1,240万円(額面
米中間選挙は株高?株安?過去相場から見るアノマリー
67年間のデータを確認
アノマリー(Anomaly)をご存知ですか?明確な理論や根拠があるわけではないけれど、当たっているかもしれないとされるマーケットの経験則や規則性のことを指します。アノマリーの代表的事例としては「リターン・リバーサル効果」や「1月効果」、「曜日効果」、「小型株効果」など色々あります。例えばリターン・リバーサル効果とは、過去の一定期間に低パフォーマンスの株式はその後に高いパフォーマンスを出し、逆に過去の一定期間に高パフォーマンスの株式はその後に低いパフォーマンスになる、という現象のことですが、確かにこうした傾向があるかもしれません。このように、過去の株価の動きを調べてみると様々の傾向がみられます。今回は、残り2週間を切った米中間選挙に関連するアノマリーを考えてみたいと思います。米株式の不安定な動きが日本株を含めた世界の株式市場に大きな影響を与えている最近の状況を見ると「米中間選挙後の米株高」に期待を寄せたいところですが、これまではどのような結果だったのでしょうか?
投資のプロが選ぶ“優良IR企業”とは、どんな会社なのか
個人投資家の判断材料にも使える?
投資家が株式投資をするうえで大きな判断材料となっているIR資料。しかし、約3,700社ある上場企業の中でも、その内容は玉石混交で、上場企業として最低限の情報開示しかしていない企業も数多く存在します。こうした状況を変えようと、日本証券アナリスト協会のディスクロージャー研究会が毎年10月に選定・表彰しているのが「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業」です。1995年から開始しており、今年で24回目になります。プロの目から見た優良IR企業の開示姿勢は、個人投資家にとっても今後の投資判断の参考になるはず。いったい、どんな会社が高い評価を受けているのでしょうか。
円高リスクは限定的と考えられる3つの理由
足元の為替市場はリスクオフ?
10月10日、米国株式市場は再び急落に見舞われましたが、その引き金を引いたのは今年2月同様、長期金利の上昇だと言われています。本来、米国長期金利の上昇は円安ドル高を支援することが多いのですが、リスクオフ環境の中ではそうした関係は成立しにくいと言えます。10月4日に一時1ドル=114円55銭を示現したドル円相場は一転して、円高ドル安に振れる展開となりました。反面、為替市場を見渡すとこれまでのセオリーでは説明がつかないことが起きています。ドル円相場もさほど円高が進んでいない印象の中足元の為替市場についてどのように見たらよいのか、考察してみたいと思います。