74歳の母の600万円、“安全”な運用の最適解は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。母は、74歳で一人暮らしです。購入した国債600万円が満期となり、その後の運用をどうしようか相談されています。証券会社からは外貨建ての投資信託を勧められているようですが、年齢から為替リスクのある商品を選択すべきではないと考えています。安全性と換金性を優先した、なるべく有利な商品を検討したいと思うのですが、お勧めの方法はないでしょうか。(40代後半 既婚・子供3人以上 男性)
毎月3万円から将来に備えたい 26歳の私はなにを選ぶ?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。26歳女、独身です。将来のために、定期預金等を利用するか、投資信託に挑戦するかで悩んでいます。・月給手取り:17万円(賞与年3ヶ月分)・一人暮らし:家賃5万8千円・毎月の支出:平均13万円(家賃含む)・貯金:約200万円・定期預金なし。普通預金口座に貯めているだけ・仕事:私立学校職員 私学共済加入現状は上記の通りです。お金は普通預金口座に貯めているのみ。毎月の給与から定期や投資に回せる金額は3万円くらいと考えています。最近、転職し、職場の給与天引きの定期預金(0.6%)に申し込むか、銀行のスーパー定期か、投資信託に挑戦するかで悩んでいます。株の知識は、NISAを調べて少しわかってきた程度です。そのため、私がもし投資をするとしても、投資信託のインデックスファンドかと思っています。投資信託を始めるなら、若ければ若いほどよいと聞きます。26歳が早いのか遅いのかわかりませんが、お金を自由に使える独身の今がチャンスだと思っています。最近、
幸せな“セカンドライフ”のために最も大切なことは?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。現在61歳、持ち家で妻と二人暮らしです。子供2人はそれぞれ結婚独立しています。今年の春、会社を退職する予定です。65歳以降は厚生年金、企業年金等で年600万円程度の収入はあるため、それ以外の金融資産については、ある程度のリスクは取りつつ、3%程度で回していければと考えています。妻名義の一時払い終身、個人年金原資が4,000万円程度ありますが、それ以外の流動性資産は5,000万円程度です。リタイアが近いこと、国内株が2万円の大台にも乗っていることから、安全資産の割合を増やしたいと思っています。最近、株の一部を売却し定期預金を増やしていますが、あまりにも利率が低いので債券投資を考えています。とはいえ、世界情勢や新興国債券は安全性の観点から海外債権の選び方にも悩んでいます。現時点でのおおまかなポートフォリオは、預金1,600万円、国内株1,400万円、海外株1,000万円、国内債300万円、海外債450万円、REIT250万円といった
資産運用の基礎知識「債券ファンド」に潜む2つのリスク
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。債券ファンドについての質問です。債券は金利低下により債券価格が上がり、金利上昇により債券価格が下がると理解しています。金利上昇によって債券価格が下がったとしても満期まで保有していれば元本割れは発生しないことも理解していますが、国内債券型ファンドは複数の債券を組み合わせて運用し、ファンド自体の満期がありません。日本は金利低下が続いていたので、これまでは国内債券型ファンドを購入しても問題なかったと思いますが、今後、もし金利が上昇していく状況になった場合、国内債券型ファンドの基準価額はどのように推移するのでしょうか? 国内債券型ファンドを購入しても問題ないですか? また保有分は売却しなくても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。(50代前半 既婚・子供2人 男性)
20代の投資術:総資産800万円、私の“次の一手”は?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。資産の中の現預金の割合が多いように感じています。今後、物価が上昇する可能性が高いことや、まだ20代なのでもう少しリスクを取ってリターンの大きい資産に投資したいと考えています。具体的にどのような手段が考えられるでしょうか? また相対的に日本円の価値が下がっているように感じることから外国通貨の預金に興味を持っていますが、どのような投資方法があるかをよく理解できていません。すでに以下を始めています。アドバイスをください。【現在の投資状況】・10年以上の中長期的な資産形成として、ノーロードの積立投資信託に毎月5万円を投資しています。今は新興国株式や先進国株式の比率を比較的高めに設定したポートフォリオを組んでいます。・短期的な資産形成として日本株式投資を始めましたが、まだまだ勉強中で利益を得るにはいたっていません。・年金(確定拠出年金など)を除く資産の割合:総額約800万円・預金(日本円):88%・日本株式:2%・投資信託:10%・昨年は1
将来の“ハイパーインフレ”に私たちはどう備えるべき?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。以前、ある投資家が将来的にハイパーインフレが起こると予想していました。これに対し、なにか対策を講じておいたほうがよいでしょうか? 現在は投資信託と貴金属に毎月2万5,000円づつ投資していますが、今後、貴金属の割合を増やすなどしたほうがいいですか?(40代前半 独身 男性)
音楽で飯を食う35歳、年収700万に到達し投資に興味
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。音楽で生計を立てている35歳です。ここ数年でようやく収益が安定して年収が700万円ほどになり、投資を考え始める段階になりました。まだ資産のない自分にとって、インカムゲインよりもまずはキャピタルゲインで資産形成を図るのがよいと思っています。しかし、今年に入って会社員からフリーランスに転向したため、リスクには慎重にならなければという認識も持っています。投資への入り口でつまづきたくないので、よいアドバイスをお願いいたします。(30代後半 独身 男性)
「1000万円の使い道」に悩む30歳にお金のプロは“苦い顔”
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。今年30歳になる独身男です。現在は士業として事務所に雇われており年収は600万円ほど。借金、ローンはなく、不動産や車は所持していません。住まいは家賃8万7,000円の賃貸マンションです。金遣いは荒くないと思うのですが、遠距離恋愛中の恋人との交際費がかなりかさみ、毎月の収支は赤字でボーナスを入れてトントンといった状態です。 数年後には独立しようと考えています。現在の顧客の付き方から、独立した1年後には年収1,000万円程度になるだろうと勝手に試算しています。以前、外資系メーカーに勤めており年収1,000万を超えていた時期もあるため、年齢の割に資産は増え、全部で1,500万円程度です。そのうち外貨建ての社債を300万円、外国株のETFを200万円ほど長期で保有しています。残り1,000万円は、日本株の個別銘柄を短期売買して遊んでいます。さて、本題に入らせていただきます。現在余っている約1,000万円の使い道として、中古マンションへの
年収1200万外資系社員「過去に投資で騙されたことも…」
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。投資についての相談です。私は年収1,200万円の外資系サラリーマンです。円ベースの流動資産は300万円ほど、米ドルの持株で300万円。私と妻の終身保険は合計1万2,000米ドル(年利5.5%の解約返戻金)。不動産資産として都内のアパートを一棟4室、都内の区分マンションを2室所有しています。過去に国内株にも投資したことがありますが、50万円ほどの損失を出しました。また、“和牛商法”と呼ばれた安愚楽牧場に投資し、ご存知のように会社が清算され200万円の損失を出しました。これまでの経緯で向いていないと自覚しているため、FXには手を出していません。今後どのようにして資産形成を考えて行くべきでしょうか? また資産形成を進める上で、お勧めの良書がありましたら教えてください。(30代後半 既婚・子供2人 男性)
“遺産1億円”を突然手に 「家か投資か…」悩む30代男
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。年末に跡継ぎだった独身の兄がなくなり、まとまった現金と不動産を相続しました。私の年収は550万円、定期預金500万円と郵便貯金が200万円あり、借金はありません。そこに田舎の家・土地800万円と預金1億円という大金が突然舞い込み、どのように管理すべきか悩んでいます。相続税は1,200万円ほどで、それを除いても9,000万円は手元に残ります。先日、4,000万円もの終身保険を勧められましたが、年利のあまりの悪さにお断りしました。いろいろと考えているのですが、田舎の家を引き払い、5,000万円程度を使って近畿の幹線沿いに住宅の購入を考えています(半分はローンにし、所得減税に利用。のちに減税がなくなったところで残債を払う)。自身の預金は子供の教育資金として積み立てを続け、使う予定のない3,000万円は資産運用に回したいと思っています。できればペーパーだけでなく、リアルアセットにも挑戦したいです。こんな計画を立てていますが、アドバイスい
家族で海外赴任の40代、今後の投資戦略はどうする?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。昨年、海外に赴任することになり、現在は海外で生活中。家族も夏頃には合流し、日本には3、4年後に帰る予定です。これを機に現状について振り返り、帰国後には不動産投資を追加しようと考えております。今後の資産運用についてアドバイスいただけると幸いです。【現在の状況】家族:妻、子ども3人(高校生・中学生・幼稚園)世帯年収:1,000万円程度(私900万円・妻100万円)<預金>・定期預金500万円<太陽光発電>・3,000万円の太陽光発電施設をフルローンで購入(15年返済、残債2,500万円)・77kwの発電システムを構築・売電価格42円の時に契約・今年で3年目<不動産投資>・新築アパート4部屋を1棟買い・3,500万円をフルローンで購入・昨年より開始、現在満室・ローン金利1.9%・表面利回り8%<自宅>・一戸建て。築10年、簡単な見積もりを取ったらおよそ3,000万円の価値・住宅ローンは残債2,000万円、返済完了まであと15年(40代後
10万円を運用するなら…利回りを稼げる運用先4選
お金のプロは使わない10万円をどうするか
あなたの預貯金口座に、常に10万円以上使っていないお金はありませんか?もしそうであれば、預貯金の金利は0.001%なので、全く増えません。特に使う予定がないのであれば、利回りを稼げる場所にお金を移しましょう。今回は、筆者が独断で選んだ、利回りを稼げる運用先4選をご紹介します。*運用は自己責任でよろしくお願いします。
2年連続で値上げ、「生命保険」とどう付き合うべきか
生保で考慮すべき“2つの機能”
2018月4月、貯蓄性のある生命保険(終身保険、個人年金保険、養老保険、学資保険など)で新規契約の保険料が上がる見込みです。昨年4月に引き上げられたばかりですが、2年連続で引き上げられることになります。ただし、すべての保険で保険料が引き上げられるわけではありません。定期保険(満期返戻金のない「掛け捨て保険」)では、保険料が下がる見通しです。私たちは保険とどう付き合っていけばいいのでしょうか。
“ゆとりある老後”は実現できるか? 35歳夫婦の家計診断
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。預金をただ銀行に眠らせておくのはもったいないと考え、さまざまな投資や保険に手を出しているのですが、自分のやり方が正しいのか、理にかなっているのかが気になっています。見直した方がよい点など、アドバイスをいただけませんでしょうか?【現在の収入金額と支出】自分:35歳、年収900万円(大手自動車部品メーカー勤務)妻:35歳、年収500万円(地方公務員、現在育児休暇中、来春復職予定)子供:4歳娘・2歳息子支出:50~70万円/月【今後の収入変化と特別支出】自分:年30万円ペースで上昇中。3~4年後に課長昇進(年収約1,100万円)の見込み。課長昇進後、昇給はほぼなし。妻:年2%ペースで上昇見込み。子供が経済的に自立するまでは仕事を続ける予定。特別支出:2年後に700万円程度の車を買いたい。10年周期で同程度の車に買い替え予定。そのほか、現在は300万円で購入した普通車を所持(5年目)。こちらも10年周期で同程度の車に買い替え予定。【退職
2018年米国株相場を乗り切る2つの投資戦略
史上最高値を更新中、米国株の成長は続くのか?
好調な経済やトランプ大統領の減税政策に支えられ、NYダウ平均株価は史上最高値を更新し続けています。2018年もこの傾向は続くのでしょうか。アメリカの株式市場に詳しいJ.P.モルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト 重見吉徳氏に、今後の米国株の行方と、個人投資家が取るべき投資戦略について話を伺いました。
成人からの投資の第一歩、失敗しないために必要なのは?
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。二十歳になった息子の資産運用について質問です。息子が小さい時から少しづつ貯蓄してきた預金があります。成人を期に本人に管理させようと思っています。せっかく貯まったお金ですから、彼の将来に役立ててほしいと思っています。10年以上の先の将来に使うと想定した場合のよい運用方法をアドバイスいただけますでしょうか?私の調べた範囲では、これからの物価上昇や日本の世界的ポジションの変化をリスクと捉え、物価連動の国債ファンドや世界先進国の株、債券を組み込んだバランス型ファンドなどが候補になるのではと思っています。(60代以上 既婚・子供1人 男性)
豊富な商品で活用幅が広がる投資信託、2018年の注目は?
有利な制度も活用し、目的に合った投資を
投資信託の積み立て投資が非課税でできる「つみたてNISA」がスタートしました。2017年には税制優遇を受けながら老後のために投資信託を積み立てるiDeCoの対象者も拡大し、投資信託を活用する機会が増えています。この記事では、楽天証券経済研究所 ファンドアナリストの篠田尚子さんに最近の投資信託のトレンドや2018年注目の投資信託、さらには上手な活用法まで、話を伺いました。
投資10年目の“通信簿” 共働き夫婦の総資産は6600万円超
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読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。資産配分の正解がわからないまま、今までは本やネットで勉強しながら自己流でやってきました。投資歴10年目となるのでリスクについては認識しています。“絶対的に正しい”という資産配分はないかと思いますが、現在の配分に問題がありましたら改善提案をいただけると助かります。なお、現在のところ不動産投資には興味がありません。【現在の資産状況】収入:共働き(夫39歳:額面960万円、妻38歳:450万円)支出:生活費は月35~40万円現在の状況:夫が転勤族なため、お互い地方都市で単身赴任生活。子供はいません。一緒に暮らせば生活費はもう少し低くなるが、その場合は妻が仕事を辞めることになり、収入がマイナスになります。また仕事にはやりがいがあるため、できれば辞めたくありません。今後も勤務地によって要相談としています。退職金:転職組のため、退職金は夫婦共にないものと考えています。金融資産:夫の預貯金は定期積立合わせて2,200万円、株式はETFを合わせ