はじめに

まずは100万円貯蓄。そのあとは貯蓄と運用を半々

運用は「貯蓄」と「投資」を分ける作業から始めるのが基本です。

「貯蓄」では日々の生活費や1年や2年後、例えば車を買いたい、旅行に行きたいといった予定が決まっていて、運用のリスクにより減らしてしまっては困ってしまう、お金を預けます。

「投資」は、今後10年使わないでいられるお金を、3%や4%といった運用目標を目指すことができると期待できる金融商品を活用して長期で育てます。

まずは「貯蓄」として普通預金や定期預金に50万円や100万円といった一定金額を目標に積立てを開始します。一定の「貯蓄」の目標が達成できた後は、毎月の積立の半分は継続して定期預金等に預け、半分はコツコツと長期運用を始めます。

例えば、手取収入が20万円であれば、その2割は4万円。4万円のうち2万円は定期預金で2万円は運用に回すということです。

運用商品は投資信託が良いワケ

では、3%や4%の運用目標を目指すためには、どのような制度を使えば良いのか、どのような商品で運用すれば良いのかということになります。

投資対象としては国内外の株式や海外債券といったリスクは伴いますが、リターンも期待できる分野にお金を振り向けなければなりませんが、投資信託での運用をオススメします。

なお、投資信託は複数の投資家から資金を集めて、運用の専門家が株式や債券や不動産等に投資をする金融商品のことです。

投資信託をオススメする理由は、複数の資産、銘柄に投資をするので、個別商品に投資するのに比べてリスクを小さくする効果が期待できるからです。

しかし投資信託は現在約6000本の商品があり、投資初心者にとっては、多くの商品からどの商品を選べばよいのかというのが次の問題になります。

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