大型の死亡保障は掛け捨ての保険で準備!

前述の割合からすると、相談者さんのご家庭の場合、目安となる保険料は2万8,000円程度。ですから、1万円程度削減したいところですね。

一番効果的なのは、死亡保険の見直しです。保険料から推測すると、貯蓄型の保険に加入していると思われます。保険に加入する際に、掛け捨て型を嫌がる人も少なくないですが、現在の低い予定利率では貯蓄機能は期待できないので、基本的には保険料が安い掛け捨て型を検討しましょう。

共働き家庭にせよ、専業主婦家庭にせよ、子どもがいる家庭では、第一に考えなければならないのが「まとまった死亡保障」です。というのも、万が一、親が亡くなった場合に備えて子どもの生活費や教育費を確保する必要があるからです。数千万円もの大型の死亡保障に加入するとなると、高額な保険料がかかってしまいますが、子どもがいる世帯では家計に余裕がないケースがほとんど。

そこで検討したいのが、たとえば「子どもが大学を卒業するまで」など、“一定期間のみ”大型の保障が得られる「定期保険」です。定期保険は、掛け捨てなので、解約返戻金などはありませんが、その分、安い保険料で大きな保障が手に入るところがメリットです。死亡すると保険金が支払われるというシンプルな内容なので、保険会社間での差がつきにくい面があります。

また、保険料の安さから人気が高いのが「収入保障保険」です。収入保障保険は、定期保険と同じように一定期間の死亡に対する保障です。定期保険と大きく異なるのは、保険金の支払いが毎月、あるいは毎年、分割して支払われる形であること、時間の経過とともに保険金の保障額が減っていく点です。

たとえば、某保険会社の掛け捨て型の死亡保険の例を見ると、35歳男性が死亡保障3000万円、保障期間20年のプランに加入した場合、保険料は6,000円程度となります。妻の死亡保険も掛け捨て型に切り替えれば、現在支払っている保険料から大幅に減らすことができるでしょう。

保険に加入する際の注意ポイントは?

最後に保険に加入する際に注意したいポイントをお伝えします。保険に加入するときには、以下の3つのステップを考えます。

①「今必要な(ないと困る)保険の内容を考える」
②「いつまで必要かを考える」
③「いくら必要かを考える」

このステップをしっかり踏んで加入しないと、保険会社に提案されるまま加入してしまい、結果的に保障内容がよくわからない……という状況に陥ってしまいます。
 
保険会社のセールスレディの勧めで保険に加入したパターンとして、「主契約に特約をいくつもつけたパッケージ型の保険」がありますが、特約が増えれば、それだけ保険料も高くなります。必要な保障であれば良いですが、余分な特約の保険料を支払うのはもったいない話しです。また、パッケージ型の保険は、主契約の契約が終了したり、解約したりすると、特約の保障もそこで終わってしまいます。

ですから、保険に加入する際には、「死亡するとこれだけの保険金がでる」、「入院すると1日いくらもらえる」といった具合に、目的別に必要な保険を選んでそれぞれ単独で加入しましょう。その方が、保障内容もわかりやすく、コストの面からもお得になるケースが多いようです。

保険料は毎月の固定費です。固定費が高くなればなるほど家計を圧迫するので、固定費となる保険は入りっぱなしにせず、状況が変わるごとに見直しをするようにしましょう。