読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。


先日住宅を購入し、これから住宅ローンの返済が始まるので、貯蓄をしっかりできる家計にしたいです。今まで家計簿はつけたことがなく、教育費や食費がかかるようになってからお金が全然貯まりません。まずは、毎月の家計を黒字にして、住宅ローンの繰上げ返済を積極的にできるようにしていきたいです。また、資産運用もこれから始めていきたいと思っており、つみたてNISAの開設を予定しています。商品選びや資産運用の考え方についてアドバイスをいただけますか。よろしくお願いします。


〈相談者プロフィール〉
・男性、43歳、既婚(妻:38歳、専業主婦)、子供2人(9歳・6歳)
・職業:会社員
・手取り世帯月収:45万円
・手取り年間ボーナス:120万円
・預貯金:400万円
・有価証券(持ち株会):100万円
・確定拠出年金(DC):150万円


【支出の内訳(55.8万円)】
・住居費:14万円(住宅ローン残期間34年、固定1.3%)
・保険:3万円
・教養費:5万円
・通信費:1.3万円(スマホ3台・自宅回線)
・食費:13万円(週末は外食)
・水道光熱費:2.5万円
・日用品:2.5万円
・趣味・娯楽:3.5万円(レジャー費、ゴルフ代など)
・衣服・美容:6万円(夫婦・子供の服、化粧品など)
・健康・医療:1万円
・交通費:1万円 
・交際費:2万円(友人とのランチ、夫の飲み会など)
・不明:1万円

FP: ご相談ありがとうございます。mirai talkファイナンシャルプランナーの秋山です。貯蓄をしっかり作ることができるようになりたいということですが、現状ではかなり赤字額が大きいようです。

支出の仕方を変え、黒字化しないと、この先の繰り上げ返済は厳しいですね。どう改善していくことができるか、家計状況から探ってみましょう。

月11万近くの赤字、黒字化は簡単ではない

ご相談者さんの家計を見ると、全体的に支出が膨らみがちな「メタボ家計」である印象を受けます。

住宅を購入したり、お子さんに教育費がかかるようになると、支出の仕方が変わってくるので、家計を把握しきれない部分も多くなってきます。まずは、毎月何にいくら使って暮らしているのか、費目ごとにしっかり把握をしていきましょう。

家計表を見てみると、食費、日用品、衣服・美容費などが多いように感じます。趣味・娯楽費のかけ方も注意した方がよいかもしれません。支出を記録して、支出額が毎月多いのであれば、削減する努力をしましょう。

現在の収入が45万円ほどあるのに、支出が56万円ほどと、毎月11万円近い赤字状態です。ここから一気に黒字化することは簡単ではありません。抑えられる支出は徹底的に抑えるという強い気持ちで臨まないと、改善はありません。がんばりましょう。