生活

給料も貯金もいくらか教えてくれない夫、教育費を払えるか不安

FPの家計相談シリーズ

教育費が家計を圧迫、赤字に転落するのはいつ?

そうはいっても、家計も気になりますよね。みていきましょう。文部科学省のデータによると、幼稚園から大学までオール公立コースですと合計約784万円かかります(公立幼稚園約23万円、公立小学校約32万円、公立中学校約48万円、公立高校約45万円、国立大学約54万円+入学金28万円)。これは最低限の教育費です。

一方で、家計のキャッシュフローを見ていくと、収入と生活費等はそのままで教育費だけが変化していくとすると、3年後の奥様41歳までの教育費は1年148万円(※)ですが、42歳の時(長男が大学入学時)に教育費が191万円となり、家計は赤字になります。さらに、45歳の時(次男が大学入学時)に教育費がマックスの216万円となり、50歳まで赤字が続きます。長男・次男が下宿をしたり、私立の学校に進んだりすれば、赤字がさらに増え、キャッシュフローがガラッと変わりますので注意が必要です。(※質問からは、幼稚園か保育園かわかりかねますが、わかりやすいように幼稚園として計算しています)

下のお子さんの教育費というより、むしろ3年後の近い将来、長男が大学に入ってから奥様が50歳までの間が、赤字が続く厳しい家計状況になります。

教育費と並行して老後資金の準備も

解決方法としては、まずは生活費を切り詰める必要があります。そしてもう一つは、親が出す学費を高校までと割り切り、あとは奨学金で借り入れをしていくことです。不公平なので全員と言いたいところですが、家計的には長男だけを奨学金でまかなえば、ギリギリ黒字でいられます。優秀で、第一種奨学金を受けられると、大学の授業料54万円(平成30年度の基準)を無利息で借りられます。無利息で借りられますので、奥様の方で少し余裕ができたら返済の援助をしてあげることも可能ですよね。また、この他に大学在学中は無利息で、卒業したら利息がかかる第二種奨学金もあります。

必要なお金は教育費だけではありません。これとは別に、奥様の老後のお金も用意しなければなりません。まだ若く、そこまで余裕がないのは十分わかります。しかし、自身の老後についてお金の面で子供たちに心配かけたくないと思いませんか。そういった意味でも教育費を作っていくのと老後資金を作っていくのは並行作業になります。

ただ、家計的に苦しい時は老後資金の積立を小さくしておき、教育費がひと段落した時に掛金を増やすというやり方でされたらいいのです。安心してください。でも、やはり、そう考えると、ご主人の協力は必要だと思いませんか。もし、ご主人が協力をしてくれたら、老後のことも、教育費のことも、お金をもっと有効に使えて楽しく生活できます。なにより、夫婦がより仲良くなって、とても充実した生活を送ることができます。夫婦再生も視野に入れて、ぜひがんばってください!

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