はじめに

新社会人には、保険は必要がない?

医療保険は必要ない「×」

新社会人になったら、どんな保険が必要なのでしょうか?また、本当に必要なのでしょうか?

保険を募集しているWebサイトには、新社会人のオススメの保険として、医療保険や資産運用に活用できる保険(終身保険・個人年金保険)、就業不能保険などが上がっています。また、保険会社の営業員には、同じように医療保険や、資産運用型の保険、さらには外貨建ての保険を勧められます。さて、これらの保険は本当に必要なのでしょうか?

はっきり言って、これらの保険に入る必要はありません。

医療保険は、必要性の低い保険です。なぜなら、公的医療制度があるので、自己負担は3割ですし、高額療養費があるので、自己負担は少ないのです。
誰しも老後が心配なので、資産運用になる保険をもとめ、終身保険や個人年金保険が手堅い手段だと思ってしまいがちですが、それも間違いです。

貯蓄性の保険は必要ない「×」

いまは低金利時代で、予定利率はよくありません。

保険と積立預金は必ずしも同じではありませんが、貯蓄的なことだけで言うと、保険というのは、超長期の固定金利です。終身保険、個人年金保険は20年、30年満期の固定金利の積立預金をしているようなものです。ということは金利が上がると損をします。とても合理的とは言えません。

外貨建て保険も、払い込んだ保険料がすべて運用にまわるわけではありません。ですから運用ということを目的とするならばけっして効率的ではありません。老後資金のためならば、iDeCoを利用する方がもっともいいでしょう。

死亡保険は、扶養家族がいない場合は必要ない「×」

次に死亡保険について考えてみましょう。保険会社の営業の人から、「社会人になったのだから、責任も持たないといけない、保険に入った方がいい」といって勧められた経験はありませんか?

しかし、責任を持つということと、保険に入るということは、なんら関係がないと思います。保険のそもそもの役割というのは、「もしもの場合に、困る人がいるときにとても役立つものです。自分が死んでも困る人がいなければ、保険に入る必要はありません。

つまり就職をした人でも、扶養家族などがいない場合は、保険に入るタイミングではないということになります。

結婚したら保険に入るべきなのか?

共稼ぎの場合には、保険はあまり必要ではない「△」

結婚をしたときに、保険に入った方がいいのでは、と言う意見もありますが、必ずしもそうとは言えません。

今の時代は、夫婦共稼ぎの家庭が多くなっています。その場合には、どちらにも収入があるので、もしもの場合があっても、収入がまったくなくなると言うことはありません。ですから、保険はあまり必要ではありません。とはいっても二人分の収入で暮らしていたのですから、影響はあるでしょう。心配な場合には、定期保険を使って少額の保障で備えるのもいいと思います。

専業主婦の場合は、少しだけ必要な場合も「△」

また専業主婦と言う場合には、ご主人の収入だけで生活を支えることになるので、妻は扶養家族になります。この場合は、ある程度の保険が必要になります。夫の会社の死亡退職金、遺族厚生年金がありますし、以前の仕事にり、復帰するという方法で収入を得るということもできるかもしれません。

しかし、妻が心配な場合には、10年更新の定期保険で備えるのがいいでしょう。若い人は保険料が安いです。たとえば、35歳の男性で死亡保険金が1000万円の場合ですと、月額約1500円ぐらいで入れます。