はじめに

旅行は、質は落とさずに支出を抑える方法で

家計の見直しをする場合、無駄な出費と思われがちなのが旅行費用。実は私の趣味も旅行ですので、相談者様のお気持ちはよくわかります。

とはいえ、可能であれば、旅行の質を落とさずに支出を抑えられないか考えてみてはいかがでしょうか?

しっかり準備されていると思いますが、ホテルの予約サイトなどでは定期的に割引クーポンを配布したり、割引デーなどが設けられています。まだチャレンジされていないなら、ぜひお試しください。ホテルの公式サイトから予約するよりも、20~30%程度割引になることがよくあります。

その他に、外食時の食事等も、あらかじめレストランの予約サイトから予約しておくだけでドリンクサービスや、割引プランが適用されることも少なくありません。ぜひ、お試しください。

幼稚園に通うと、旅行はなかなかできないとお考えですので、それまでの間に、たくさんの思い出を作ってくださいね。

保険の見直しは必須

全体的に保険料の割合が高いように思いますが、その中で気になったのは、年金積立1万5000円、収入保障保険4000円、お葬式代として加入している死亡保険6000円です。

年金積立は将来のことを考えて加入したのだと思いますが、お子様が小さいときは、まずは学費を優先し、子どもの学費の支払いが落ち着いてから、将来への積立をするのが王道です。もう一人、お子様が増えるとなると、年金積立保険の減額、もしくは解約を検討されてはいかがでしょうか?

収入保険と死亡保険ですが、こちらは、2つに分けて加入されていますので、とてもよいと思います。ただし、住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合、一般的に、団体信用生命保険に加入することになります(任意加入のローンもあり)。マイホームを購入する場合には、これら2つの保険の減額、もしくは解約の検討をおすすめします。

もちろん、マイホームを購入しない場合でも、見直しをしてください。ご主人に万一のことがあった場合には、遺族年金や会社から退職金が支給されることも多く、相談者様も働きに出るのではないでしょうか? 

収入保険がどのようなタイプのものかわかりませんが、過度に高額なものは減額を検討してもよいですね。目安としては学資保険に加入していることを前提として、最低でも2000万円、3000万円程度確保していくといいでしょう。

死亡保険は、保険料から推察すると、保険料が蓄積されるタイプの保険なのではないでしょうか? もしかすると、医療保障も付いているタイプなのかもしれませんね。

実際に、いつ契約されたのか、どのような死亡保険なのかがわからないのですが、医療保障がなく、単純に死亡保険だけでお葬式代という意図であれば、300万円もあれば十分です。反対に、医療保障がないのなら、新たに医療保険への加入をおすすめします。

優先順位を決めてマイホームの購入の有無を考える

堅実な家計を送っていると言えども、捻出できるお金には限度があります。保険の見直しをした後に優先順位をつけ、絶対に必要になるお金を確認し、マイホームが購入できるのかを判断してみてください。

マイホームを購入することになった場合には、間取りや広さ、立地条件、購入上限価格などを明確にしてください。そして、希望条件の優先順位をつけて、物件選びをすると無駄なく家探しができますよ。

あきらめたら、それまでです……。自分の理想を思い描き、多くの夢を叶えてくださいね。応援しています!!

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