はじめに

公的支援に頼らない!今すぐできる家計改善は?

残念ながら十分な公的支援が受けられないという場合には、自分で何とかするしかありません。付け焼き刃の家計対策として、オススメのものをいくつか紹介します。

(1)支出を減らす方法
取り急ぎ直近の家計を改善するためなら、毎日の支出を必要最低限に抑えることが最も手っ取り早くて効果が出やすいでしょう。外食や中食を減らして極力自炊をする。人の多く集まる場所へは行かず、交際費や娯楽費を減らすなどが取り組みやすいでしょう。

もし時間的にゆとりがあるなら、固定費を削減する方法も検討してみてください。携帯の契約を見直したり、必要性の低い定額サービスを解約したりすることで、長い目で見ると大きく支出を減らすことができます。

(2)支払いを先延ばしにする
一時的に資金繰りが回らないときは、借り入れもひとつの手となります。手軽なのは、クレジットカードを活用して支払いの時期を1カ月~数カ月先に延ばすことでしょう。一般的には、1回払い、2回払い、ボーナス1回払いであれば分割手数料はかかりません。

休業や失業などで生活が困窮している人は、東京都社会福祉協議会の「緊急小口資金貸付」を検討しましょう。新型コロナによる特例措置のため、無利子で最大月20万円の貸し付けを受けることができます。利用したい人は、市役所などに設置された自立相談支援機関の窓口に相談してください。

不測の事態に備える「緊急用貯金」が大切

今回の新型コロナのように、誰にでも急激に家計状況が悪化する可能性はあります。そのようなときに役立つのが「緊急用貯金」です。緊急用貯金とは、病気やケガ、失業、自然災害などの予想外の家計悪化に備えるために貯めておく貯金です。

緊急用貯金があれば、安心して目の前の課題(今回なら子どもの休校による世話や仕事の臨時対応など)だけに取り組むことができます。緊急用貯金の目安は、最低でも生活費の3カ月分、できれば半年から1年分(生活費が月30万円の家庭なら、90万円~360万円ほど)です。マイホームや教育費などの使途が決まっている貯金や資産運用の資金とは別に確保しておくことがポイントです。

すでに緊急用貯金を確保していた人は、このようなときこそ、その貯金を活かして大変な時期を乗り越えてください。これまでは緊急用貯金を意識して確保していなかった人は、世の中が落ち着いて家計に平和が戻ってきたら、ぜひこれを機に貯め始めてください。今感じている痛手は教訓にすることで、不測の事態に耐えられる強い家計を作ることができるでしょう。

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