はじめに
暴騰・暴落になると忘れがちな「ドルコスト平均法」を思い出そう
暴騰・暴落が起こるとつい忘れてしまいがちですが、つみたてNISAは積立投資。値下がりも味方にできる投資なのです。
積立投資をすると、ドルコスト平均法の効果が期待できます。
ドルコスト平均法は、定期的に一定額の金融商品(ここでは、投資信託)を購入しつづける投資法です。こうすることで、投資信託の価格(基準価額)が安いときにはたくさん買い、高いときには少ししか買わないことになるため、平均購入単価を下げることができるのです。
一定額ずつ積み立てると、基準価額が安いときにたくさん買えるので、一定量ずつ積み立てた場合に比べて平均購入単価が抑えられるのです。平均購入単価が下がっていけば、値上がりに転じた際に利益を出しやすくなります。
値下がりしたら購入金額を増やすことも検討
今回のコロナウイルスのような暴落は、誰の目にも明らかに値下がりしています。投資信託の積み立ては、価格が下がったときこそ多く買い付けられるのですから、少し言い方が悪いかもしれませんが、相場が急落したときは絶好の買いチャンスだともとらえられるのです。
大きな値下がりがあったら、資金に余裕があるならば一時的に購入金額を増やすというのもひとつの手でしょう。
ただし、純資産総額が暴落前からずっと減り続け、回復の兆しが見えないような投資信託だったら、増額ではなく乗り換えを考えてもいいかもしれません。