はじめに

下がったら売るのはNG! 売るのはお金が必要になったら

値下がりしたからと慌てて売ってしまうようでは、損をするだけですし、その後仮に値上がりしても恩恵を受けられなくなってしまいます。

解約時期はあくまで、当初お金を貯める目的にあったライフイベントなど、お金が必要になったら。余暇資金、住宅購入資金、車の購入資金、子どもの教育資金、老後資金など、ライフイベントでは、まとまったお金が必要になるケースが多くあるはずです。そのつど、かかる費用分だけ資産の一部を売却して活用するとよいでしょう。

また、売却する際は何度かに分けて行うと、購入時と同様、平均売却価格が安定します。「あの時売っておけばよかった」と思うことも少なくなるでしょう。

20年後の解約時に暴落があったら…課税口座に移して運用を続けよう

つみたてNISAの非課税投資期間は20年。2018年にスタートした分は2037年まで非課税で運用できます。では、2037年に今回のような暴落があったらどうしますか。まだ先のことでわからないかもしれませんが、絶対にないとはいえませんね。

20年後にもし暴落があっても、つみたてNISAの資産は売らずに運用を続けましょう。20年経過後は、非課税ではなくなってしまいますが、資産は課税口座に移るだけなので、運用しつづけることができます。あとは頃合いを見計らって、値を戻したところで売ればいいのです。

つみたてNISAで投資をしていることは、忘れるくらいがちょうどいい

資産全体の無リスク資産とリスク資産の比率を意識しておけば、暴落があっても慌てず、じっくりとつみたてNISAでは長期・積立・分散投資を続けるのがベスト、ということになります。普段はほったらかしでOK。つみたてNISAで投資していることを忘れるくらいで、ときどきチェックするくらいがちょうどいいでしょう。

相場の波で一喜一憂しないことが続けるコツ。長期でしっかりと資産運用をしていきましょう。

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