はじめに

どこに投資するべきか?

資産配分ですが、世界全体の経済成長率は年3%~4%前後であり、これが今後も継続できるならば、単純に考えれば世界全体への投資を行うことを検討すれば目標達成できると考えます。そこで、インデックス型の世界株式投信での運用を検討してみましょう。できるだけ販売手数料が無料で、信託報酬が低いものを選び、コスト面でも抑えていきましょう。

すべてを1点集中で運用を行うのもリスクであると思いますので、インデックス型の世界株式投信を中心としつつ、何かあった時の備えとして金価格連動型の投資信託、世界の債券に投資する投資信託も入れておくとリスクヘッジにつながります。

例えば、年63万円の運用資金のうち、40万円をつみたてNISAでインデックス型の世界株式投信に、残り13万円を金価格連動型の投資信託に、10万円を世界の債券に投資する投資信託といった配分でやっていくのはいかがでしょうか。攻めをメインとしつつ、何かあった場合の備えも行います。これとは別に預金もコツコツ貯めることができていくと思いますので、全体で見ればそこまで思い切ったリスクをとった運用とはならないと思います。

定期的な見直しを忘れずに

なお、年に1~2回は見直しを行っていきましょう。今後のコロナ情勢等によっては株価が再度下落する側面もあるかもしれません。そういったタイミングを見計らい下がったときに投資するスタイルも後々構築していくと良いでしょう。とりあえず現状では、毎月コツコツ積み立てにより運用を行っていくのが無難だと思います。

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