はじめに

「現地・現物」の確認が大事

――物件探しはどのように進めたのですか?

最初は自宅や職場に近いところで探したのですが、なかなか良い物件が見つからず、自宅から90分以内という目安を決めて探しました。

それで見つけたのが東京都下の中古ワンルームで、これが私が最初に買った物件です。

ただ、思った以上に時間がかかりました。

物件探しを始めてから東京都下の物件を買うまでも1年近くかかったと思います。

株や為替はスマホがあればすぐに買えますし、売買判断に必要な業績などの情報もすぐに手に入ります。

しかし、物件はそうはいきません。

最寄駅の乗降客数、街中の人通りなどを調べる必要がありますし、物件についても、近くにコンビニはあるか、駅から遠い場合はバス停はあるかなど、現地に足を運んで確認しなければならないことが多いのです。

この時は、初めての物件ということもあって慎重に選びましたので、結局、200〜300ほど比較して、ようやく1つ目を買ったと思います。

――もっとも多い時でどれくらいの物件を所有していたのですか?

手持ちの物件を売ったりして多少の入れ替えはありましたが、最多で7室です。

資産の内訳は、ざっくりいうと、株が1.5億円、不動産が5,000万円くらいでした。

借入金は、多かったときで自宅のローン込みで6,000万円くらいまであったと思います。

それなりに大きい借金ですが、株で作ったお金があったのと、いずれ受け取る退職金などの皮算用があったので、そこまで不安はありませんでした。

ただ、億単位の借金をして一棟丸ごと買う勇気はありませんでしたね。「大きい物件は流動性が悪いので売る時に大変そうだ」とか「区分なら最悪の場合、自分や子供や知り合いが住めば良い」などと考えていました。

当時は「かぼちゃの馬車」が問題になる前でしたので、周りには一棟ものを買う人もいました。いま考えると、思い切って買ってみれば良かったかもしれません。一棟ものを買った人は、みんなウハウハですから(笑)。