はじめに
新しいジュニアNISAの利点
副産物として、2024年以降は子どもが18歳になる前に引き出しても運用益に課税しないということになりました。しかも、18歳まで非課税運用することができる上に、18歳以降はNISA口座に移行することもできるので非常に非課税期間の長いサービスになります。
NISAは20歳からと覚えている方もいると思いますが、民法改正にて成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることをうけて、NISAも2023年からは18歳から開始できるようになる予定です。
ジュニアNISAは、毎年80万円までを運用にまわすことができ、子どもの名義の口座を保護者である親が運用することが可能です。
子どもに運用商品を選ばせて投資教育をさせるという文脈でジュニアNISAを捉えている方もいますが、長期運用をするなら子どもがものごころつく幼少期から始めたほうがよいので、基本的に親が運用先まで決めて、物心がついたら「これがあなたの口座よ」と、資産の上がり下がりを感じてもらうのが良いでしょう。
ジュニアNISAはNISA同様に5年間拠出できますが、今回の改定で2023年までとなったので、今から始める人は2020年分をいれて4年間拠出可能となります。80万円×4年で320万円を運用できます。
仮に320万円分、4歳から18歳まで非課税期間を複利5%で運用することができれば665万円になっている可能性もあり、大学費用もまかなえる可能性があがります。
とはいえ、320万円ものお金を投資に回せる余力が有る人も少いかもしれません。また、大学の学費という利用時期が決まっていて、且つ、失敗ができない支出を、投資だけでつくるのはリスクが高いといえます。
そんな方にむけて、より再現性の高い鉄板の法則について語っていきたいと思います。