はじめに

結論。個別株は絶対にバレる

もし、上記の状態が大きくはずれていないのなら、おそらく個別株に手をだすと大きく失敗するのではないかと思います。そして、奥さんにも間違いなくバレると思います。

まず株でお小遣いがほしいという視点は、「短期投資」です。儲かった分を支出に使うというスタンスでいるので、まずうまく行かないでしょう。株で短期で儲けるということを本気で考えるのであれば、リスクを許容できるだけの環境づくりが必要です。株価が上がっても下がっても動じないメンタルの形成と、また、ファンダメンタル分析やテクニカルチャート分析をしっかりと学んでから頑張ってみてください。ただし仕事をしながら片手間で行うのは難しいと思いますので、私はおすすめいたしません。

むしろ資産形成を真剣に考えないと危険

アドバイスとしては、2人目のお子さんが生まれるということからも、もっとライフプランを真剣に考えて資産形成をしっかりと考えていかないと、危険な状況ではないかと思います。

二人分の教育費も必要になりますし、もし70歳まで住宅ローンが残っているのであれば、危険ともいえます。築年数が古くなれば、いたるところで修繕費などもかかってきます。老後の生活費も考えると、かなり厳しい状態になるのではないでしょうか。

投資をするならば、ご年収が高いので、まずは確定拠出年金(個人型であればiDeCo)がおすすめです。仮に毎月2万3,000円ほどを投資に回すことができれば、年間27万6,000円の控除を受けられます。ご年収が高いので、おそらく所得税と住民税と合わせて30%以上は戻ってくると考えると、投資効率は一番よいのではないでしょうか。

家計の見直しは、通信費・保険・食費・使途不明金

奥さんに投資をしているということがバレたくないということですが、iDeCoなどの確定拠出年金は60歳まで引き出すことができません。ですので、できれば普段の生活のキャシュフローを改善して、今までよりも貯蓄をしながら投資ができるようになるほうがよいのではないかと思います。

もし、先程のプロファイリングが間違っていなければ、見直しができるポイントは、通信費と保険と食費ということになるでしょう。

まずは通信費です。仮に家のWifiが6,000円としても、ご夫婦の携帯電話代を格安携帯に切り替えられれば3,000円×2人分で6,000円以下にでき、合わせても1万2,000円程度になるでしょう。NHKは衛星放送を見なければ月に1,225円ですので、1万3000円程度に抑えることは可能でしょう。これだけで月に1万7,000円ほどが浮いてきます。

保険料2万9,000円は払いすぎだと思います。万が一の時に、奥様やお子さんの生活費を担保するための収入保障保険は良いと思いますが、それ以外はあまり必要ないでしょう。特に変額保険に入っているのであれば、長期間資産がロックされてお金の自由度を失いますし、保険料控除も確定拠出年金の控除に比べると、天と地ほどの差があります。保険は必要最低限に抑えるほうが賢明と思います。

食費も10万円が毎月かかっているとのことですが、相談者様も自炊に協力するなどして家族で力を合わせて改善をしてみてはいかがでしょうか。

また、収支を細かくみると、45万円の手取りに対して、支出が32万円とすると13万円ほど貯蓄ができるはずですが、現在の貯蓄額が5万円とのことなので、8万円ほど使途不明金があると思います。こちらは、家計簿をつけるなどして、何に消えているのかを判明して改善いただければと思います。

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