はじめに

――コロナの影響でこの冬のボーナスが減る人はどう影響しますか。
 
来年購入を検討していて今年の冬のボーナスが減った場合、今年の年収で審査されるので厳しい環境になると言えます。ほしい物件やエリアが明確に決まっていて、今年か来年で購入のタイミングを迷っているのであれば、ローンの審査対象になる時期を考えてほしいと思います。

東京→地方の動きは限定的

――人気のエリアに変化はありますか。

あります。今年1月と比べて、SUUMOで新築戸建て物件のPVが伸びているエリアに共通しているのは郊外ということです。

例を挙げれば、千葉県浦安市、千葉市、埼玉県吉川市などで、上位に東京23区は一つも入っていません。このエリアの共通点は、割安感がある郊外です。例えば、埼玉方面で人気のさいたま市は物件価格が高い。

一方、同じ埼玉県でも吉川市は3000万円代前半で戸建てが買える。「毎月の返済額がこのぐらいであれば買えるかな」と思えるエリアが強くなっています。ただし、房総半島や湘南といった一部の人気エリアを除き、あまりにも遠方でエッジがたっていないエリアのPVはむしろ減っています。

まとめると、全ての郊外エリアが絶好調というわけではなく、都心に通勤が可能な郊外エリアが人気です。

よく「都心から郊外へと人が流れている」という報道を目にしますが、間違った認識です。もちろん神奈川県藤沢市の海側や逗子、葉山といったピンポイントで人気の町はありますが、同じエリアの中で賃貸から戸建てに脱出しようとしている層が増えているとみるほうが自然だと思います。