はじめに

資産は増やしたいけど、普通のサラリーマンの年収で億単位の資産を持つなんて現実ではムリ……と思う方は少なくないのではないでしょう。

一般企業の会社員でありながら、現在1億円を超える資産を築かれた、千葉県在住のKさん(40代男性)。今回は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」ユーザーでもある、Kさんに、どのように資産を作ったのか、どんなお金の管理をしてるのか、具体的にお話を伺いました。

家計簿を長く使いこなすコツ

——10年以上家計簿を続けられているとのことですが、マネーフォワード MEを使い始めたきっかけはなんですか?

10年以上パソコンのソフトで自前でつけていたのですが、誤差がでてきてしまったりして。レシートの明細や、suicaの利用履歴を印刷して自分で入力したりするのがだんだん面倒になっていたころに、マネーフォワード MEを知りました。

銀行やクレジットカード、電子マネーの履歴を連携して自動で家計簿がつけられるということで、すぐに使い始めました。あっという間に連携数が10件を超えてしまったので、当初からプレミアムサービスを利用しています。
マネーフォワードME画面※画像はサンプルイメージです。

——金融サービスのアカウントを連携することに抵抗はありませんでしたか?
連携することについて、セキュリティ面などの不安はありませんでした。むしろ、利用履歴が確認できるので、不正利用の監視として活用しています。たとえば、MY通知というお知らせ機能があるのですが、1万5,000円以上の出金は通知がくるように設定しています。プレミアムサービスだと銀行の入出金などは数分でお知らせがくるので、身に覚えのある出金かどうかを確認できます。個人的には、連携したほうが安全だと思っていますよ。

「いくら使ったか」よりも、「いいお金の使い方だったか」を振り返るのが大切

——お金を増やすには、家計簿をつけることが重要だとおもいますか?

自分にとって家計簿をつける価値は、お金を使った「痛み」を実感できることでした。初めから「これだけお金を貯めよう」という気持ちがあったわけではないのですが、毎日記録することで、自分が使ったお金を振り返るきっかけになっていましたね。無駄遣いに対する意識が強まっていき、結果的に投資に回せる余剰金ができていきました。なので、自分で「記録をつける」という行為が重要だと思っています。

その点、マネーフォワード MEへの要望として、使ったお金が「よかった」のか「よくなかった」も記録できるといいなと思っています。自動集計だとなかなか「使った痛み」を実感できないので、「無駄遣いだった」と思った明細にマークを付けられるなど、能動的に反省できる機能があるといいのかなと思っています。

将来の不安はない、今後の理想は?

——早期リタイアも可能かと思いますが、今後のライフプランはありますか?
千葉に家も購入していますし、このまま資産を運用しつづけられれば、将来の不安はそれほどありません。ちなみに、家は築25年のリノベ中古マンションです。ポストに入ってたチラシで目に止まった家で、4LDKと広く、価格も割安に感じたのです。銀行の知人に資産価値なども見てもらい、お得だなと感じて購入しました。毎月のローン返済は9万円なので、ローン返済の心配もない状態です。

それでも今の仕事は好きなので、辞める気はありません。いずれは、講師のようなこともできたらと考えています。自分の理想のライフプランを実現するためには「キャリア」と「お金のリテラシー」の両輪が必要だなと思っているので、そういうことを大学などで教えたりできたらと思っています。