はじめに
銀行から提案することはまずない
ところが実際、銀行はリスケの宣伝をしていません。リスケとは、融資したローンの返済期間を延ばすことなので、お金を貸している銀行にとってはメリットがないからです。
たとえば、この記事で初めてリスケを知る人もいるでしょう。ネットで「リスケ」と検索しても、銀行のリスケコーナーにはまずたどり着けません。ほとんどは債務整理や任意売却の宣伝ページがヒットするだけです。
この点からも、銀行がリスケに消極的なことがわかります。しかし政府の命令で仕方なく対応しているので、頼めば相談には乗ってくれます。
銀行は、顧客から頼まれない限りリスケを提案することはまずありません。例えるなら、常連が注文すれば出てくる、レストランの裏メニューのようなものです。ちなみに「〇〇銀行(信用金庫) リスケ」で検索すると、銀行ホームページのリスケ欄にたどり着けます。積極的ではないが、公表はしているわけです。
<参考引用>
三井住友銀行/リスケ:住宅ローン「返済プランの見直し」