はじめに

1匹100円台からの丸物の魚も「お勧め調理」用に無料で身卸し

角上魚類の本拠地は、新潟県寺泊港にあります。地元で水揚げされた魚はもちろん、新潟市内の漁協、東京・豊洲それぞれに集まる新鮮な魚を各店に納品・販売することから、角上魚類では丸物(おろしていない状態)の状態の魚が多く売られているのも特徴です。

定番の鯛、サンマ、アジ、ブリといった魚に混じって、イシモチ、カナガシラ、れんこ鯛、的鯛、ホウボウといった一般的なスーパーではなかなか見つけられない魚も多く取り扱っています。そして、いずれも1匹100円台からで、どれだけ安い魚であってもお勧めの調理用にその場で無料で身下ろししてくれます。

混雑状況にもよりますが、身下ろしが終わるまでおおむね10~15分。この間も、店内の様々な食材、スーパーでは見かけない珍しい魚を見て回ることができるため、全く退屈しません。

これらの魚は毎日の仕入れにより、種類も値段も変わります。仮に角上魚類に毎日通ったとしても、毎回違うラインナップを覗くことができるのも同店の面白さだと思います。

いずれの魚も店頭スタッフが親切にお客さんに解説

寿司、総菜も新鮮で大人気

これらの鮮魚と同等に人気なのが寿司です。冷凍の魚を使う回転寿司よりは値段が張るものの、角上魚類では前述のように鮮度の良い魚をその場でさばいて寿司にすることが大半のため、一般的な寿司店と同等かそれ以上の味を楽しめます。

例を挙げると中トロ、ブリ、イクラ、帆立、甘海老、鯛ほか高級魚ばかりを揃えた10貫の握りセットが1000円(税別)。ブリやマグロを巻き、仕上げにイクラを乗せた海鮮太巻が650円(税別)。この他にも低価格にこだわった寿司も複数あり、消費者の懐事情に合わせて買い物をすることができます。

また、鮮度の良い魚を扱うのは惣菜も同様です。生で仕入れたものを調理し、販売するので、一般的なスーパーの惣菜と比べれば格段に味が違うことがわかります。さらに、スーパーの惣菜よりも価格が安く、買いやすいのも特徴です。

例を挙げると、生のブラックタイガーを使った海老フライが1本150円(税別)。海老を含む旬の魚ばかりを天ぷらにして乗せた天丼が580円(税別)。食堂、レストランにも負けない味と価格帯のものが並んでいます。

にぎり寿司の一例。さらに安いセットも複数あります

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