はじめに

一人暮らしの固定費

一人暮らしを始めるうえで、最初に考えるのが家賃です。家賃は手取り月収の25%以内が目安になります。20代で都市部の一人暮らしだとこの予算では厳しい場合もありますが、家賃の割合が高くなるとどうしても生活が苦しくなったり、貯蓄ができなくなったりしやすいものです。

今回のご相談者さんは、団地に住むことで家賃が4万円に抑えられる予定です。手取り月収は18万円なので、住居費の割合は手取りの22%です。しかも、水道光熱費込みなので、毎月の固定費がずいぶんと抑えられる予定です。

家賃以外に想定しておきたい固定費は、在宅ワークに使うためのwi-fiです。団地住まい、固定電話無しという状況からですと、工事のいらない置くだけタイプのwi-fiが候補に挙がりそうです。その中で、通信速度や料金プランを比較して選ぶといいでしょう。予算は月額4,000円ほど見ておくことにしましょう。

ご相談者さんの場合、1カ月の固定費は以下の通り、合計で5万7,000円になります。

家賃(水度光熱費込):4万円
教育費:1万円
通信費(携帯代): 3,000円
Wifi: 4,000円
合計:5万7,000円

既往症がある人の保険の考え方

続いて、気になっている保険について考えていきましょう。20代で独身の方でも、通常はなるべく医療保険に加入しておくことをお勧めしています。病気やケガによる入院や手術のリスクは年齢やライフスタイルに関わらずあるからです。

ただし、ご相談者さんは精神疾患をお持ちとのことでした。精神疾患は医療保険や死亡保険の告知項目となっているため、加入できる保険の種類はかなり限られます。持病を持っている方でも入りやすい保険として「引受基準緩和型保険」があります。これは、告知項目を3つ程度に少なくすることで、入りやすくしている保険です。このタイプの保険でも精神疾患に関する告知項目が設けられていることがよくありますが、問われている精神疾患の種類や告知内容が保険会社ごとに異なるため、ご相談者さんもよく調べれば入れる保険が見つかる可能性があります。

ただし、現在家族を養う立場では無いことから、高い保険料を支払ってまで死亡保険を備える必要はありませんし、医療保険についても急いで備える必要はありません。保険料を支払う代わりに、毎月1万円程度を医療費目的の貯蓄として他の貯蓄とは別に蓄えておきましょう。