はじめに

休眠預金はどうやって取り戻すか

休眠預金の具体例と、取り戻す方法を説明します。よく相談を受ける3つのパターンを挙げました。

今回は通帳がある事例ですが「口座を作った記憶があるけど通帳、カードが見当らない」といった場合でも、本人確認が出来れば払い戻しは可能です。

(1)「かなり昔に親が作った古い通帳(しかも合併して今は存在しない銀行)が出てきた。どうやって解約しよう?どこに連絡すれば良いの?」

大前提ですが、預金はなくなってしまうことはありません。休眠預金等活用法で活用されたとしても、手続きすれば預金者に戻ってきます。

まずは連絡先を調べることから始めます。通帳に記載されている電話番号に連絡すれば、場合によっては現在の連絡先などをアナウンスしている場合があります。

合併、社名変更などで今は存在しない名前の銀行でも、現在引き継いでいる銀行に連絡すれば解約の方法など教えてもらえるはずです。合併後も預金は新しい銀行に引き継がれ、消滅することはありませんので、安心してください。

破綻した銀行の場合、基本的には受け皿となった銀行が窓口となります。連絡先など探すのに苦労するかも知れませんが、ネットで調べてもいいでしょう。たとえば2010年に破綻した日本振興銀行を例にすると、受け皿となったイオン銀行が現在の連絡先で、預金払い戻しなどの相談に乗ってくれます。

なお預金保険機構に連絡すれば、過去に破綻した銀行の連絡先などを教えてくれます。自分が取引している銀行に相談しても協力してもらえるかも知れません。

銀行印がなくても大丈夫

連絡先がわかれば、今度は具体的な手続きに入ります。基本的には本人がわかる確認資料(免許証など写真入り)と印鑑、通帳を持って本人が口座のある支店に出向けば解約できます。手続きした後、一定の時間はかかりますが、取引銀行に解約金が振り込まれます。もう一度通帳やカードを再発行して取引を再開することも可能です。

ちなみに、当時の銀行印が不明でも、本人が来店すれば改印しての解約が可能です。本人が確認資料を持参して来店すれば、ほとんどの銀行手続きは可能です。

しかし、遠方の銀行などで出向けないと話は変わってきます。