はじめに

ローン控除終了後に繰上げ返済を

ローン金利が低いため、ローン控除を受けられる10年間(13年間の場合もあります)は繰上げ返済をせずに、控除が受けられなくなる時期に住宅ローンを繰上げ返済することをおすすめします。試算では20年後までは繰上げ返済していませんが、早い時期から返済を進めれば、より総支払額を減らせます。

繰上げ時期に貯蓄が潤沢にあれば、一括返済するのも一考ですが、手持ちの資金が大きく減少するのはリスクとなりますので、最終的に60歳時に全額返済できるように、少しずつ繰上げ返済をするのが◎。利息削減効果が高いのは「期間短縮型」ですが、元々の金利も低いので、月々のローン返済額を減らしてやりくりを楽にできる「返済額軽減型」でも良いでしょう。

高金利の定期預金か積立投資信託で

つみたてNISAなどの積立投資だけで足りるのかと不安に思っていらっしゃいますが、前述の試算でも、預貯金を中心とした現在の貯蓄を続けていて問題ありませんでした。

とはいえ「少しは増やしたい」という場合は、できるだけ高金利のネットバンクの活用を。年利0.2%で預けられるところもあり、なんと利息はメガバンクの100倍です。なお預ける際は、1銀行につき、ペイオフで守られる元本1,000万円までにしましょう。

預金ではなくリスクを抑えて運用したい場合は、課税口座にて投資信託を月10万円など、少額ずつ積み立てするのも良いですね。リスクを減らすためにも時間分散を心掛けましょう。

今の家計は、手取り月収よりも月々の支出が高いため、「節約しないとまずい」と感じるかも知れませんが、十分に貯蓄も将来への備えもされているので、もう少しお金を使っても大丈夫。60歳以降の人生にも思いをはせ、その準備にお金を使うのもおすすめです。どうぞ今の生活も大事にして、ご自身にとっての良いお金の使い方を見つけてくださいね。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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