はじめに
マレーシアのハイスぺ男性と合コン
――2020年10月にはマレーシアNo.1マリッジエージェンシーのDATEWORKSと合同でオンライン合コンをされました。これは、東南アジアの富裕層と結婚したい日本人女性が増えているということなのでしょうか。
柿添:もともとDATEWORKSさんからのご提案で実施した企画でした。日本国内のレベルだと年収1,000〜1,500万円のマレーシア在住男性と、受講生がオンライン合コンをし、結果的に7組の男女がマッチングしました。
もともと受講生の中にはハイスペックで英語が得意な方や海外志向の方も多く、「どんな人生を歩みたいですか?」と聞く中で、世界を回りたい、どんな場所でも好きな仕事をしたいという声はありました。そうすると、結婚相手が日本人男性である必要がありませんよね。
また、仕事をバリバリされている受講生からは「日本ではなくマレーシアに住んだ方が税制の面で得だから」という理由も聞いたので、そういうメリットから海外に住む男性とマッチングしたい女性が多かったのかなと思います。ただ単に「東南アジアの富裕層と結婚したい」という考えを持っている女性はいなかったです。
――コロナ禍で婚活市場にはどのような変化が生まれていますか?
柿添:気軽に人に会いにくい状況になったことで、婚活現場では最初のデートをオンラインでする人が増えました。実際に会う前にオンラインである程度お話して、お互いに判断できるので、より望みの人に会いやすいメリットがあります。
実際に会うにはかなりの労力を要しますから、オンライン上でたくさんの人に会い、スクリーニングをかけることができるのはかなりのプラスです。そのように考えればオンラインを使った婚活はうまくいきやすい。オンラインによる婚活は今後主流になっていくと思います。
今、ハイスペ男性もコロナの影響から次の事業や投資を前向きに考えている人がほとんどです。コロナ禍になって後ろ向きになる性格の人は、そういったハイスペ男性とは価値観が合わないでしょう。今後も婚活女性はその時々の状況を前向きに捉えてどう動くかで、自分の幸せな人生を生きることができるのではないでしょうか。