はじめに

高いポテンシャルを持つ分野、企業は

音楽、映像、書籍などのコンテンツビジネスは才能の原石を囲い込めるサービスを提供できる新興勢力のうち、どのような分野、産業が高いポテンシャルを持つのでしょうか。

新たな動きとしてデジタルコンテンツ領域ではブロックチェーンの活用が具体化しつつあります。電子書籍取次を主要業務とするメディアドゥ(3678、東1)ではブロックチェーンによってユーザー側とコンテンツ側のIDを一元管理し、ファイル販売後の付加価値サービスの提供や電子ファイルの二次流通などの実現が期待されます。

特に、最近では書籍コンテンツをベースにした「クロスメディア戦略(注6)」が拡がる傾向にあり、ライトノベルの漫画化(コミカライズ)、「コミック」のアニメ・ドラマ化という相乗効果を狙う動きが活発化しています。この効果はデジタルコンテンツビジネス全体にポジティブな影響をもたらすと思われます。

(注6)一つのコンテンツを多用途化し、複数メディアへ出力する手法。

音楽、映像分野でも新興企業が続々

他の関連企業としては以下の通りです。音楽分野ではアーティストの楽曲管理等を手掛けるNexTone(7094、東マ)、総合エンタメ企業として音楽ライブ配信に注力するブシロード(7803、東マ)が注目されます。

映像分野ではYouTube関連のUUUM(3990、東マ)、Instagram関連のサイバー・バズ(7069、東マ)、書籍分野では投稿サイトを運営する新興出版社のアルファポリス(9467、東マ)、自社制作の漫画アプリを運営する広告代理店のセプテーニ・ホールディングス(4293、JQS)が挙げられます。

2_ブロックチェーンの主な特徴

<文:主席研究員 納博司>

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