はじめに

そもそもクラウドファンディングって?

そもそも、「クラウドファンディング」は「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」が組み合わさった造語。インターネットを通して自分の夢や取り組みを発信し、その想いに共感した人や応援したいと思った人から資金を募る仕組みです。近年、商品開発や社会貢献性の高い課題の解決などに活用されています。

この「クラウドファンディング」をふるさと納税に活用することで、自治体はお礼品だけでなく、地域ならではの想いや取り組みを知ってもらうことができます。寄付者もまた、お礼品ではない切り口で地域を知り、応援したい自治体を見つける事ができます。

ふるさと納税というと、お礼品がきっかけとなり寄付先を決める方も多いと思いますが、
新たな寄付先の選び方として、近年事業数や寄付件数も増加傾向にあります。

昨年比3倍増

さとふるでは、クラウドファンディング型ふるさと納税は2020年11月末までで、昨対比約3倍の寄付が集まりました。寄付額全体に対する割合では2倍以上増加しています。
クラウドファンディング型への関心の高まりとともに、2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの人が、応援や支援に関心、興味を持った結果なのではと推測しています。

例えばユニークなクラウドファンディング型ふるさと納税では、以下のような例があります。

【栃木県那須塩原 市】寄付募集中のクラウドファンディング事業(2021年2月時点)
那須塩原市「発」!コロナ下の観光を支援したい!
古くから観光地として親しまれている那須塩原市。新型コロナウイルス感染のリスクをできるだけ減らし、安全な観光地として、多くの人が訪れやすい環境づくりを目指す事業です。集まった寄付は、観光地で働く人たちのPCR検査費用などに充てられます。

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