はじめに

社会人になって、考えなくてはいけないのは「お金」のこと。とくに初めての一人暮らしも同時に始まる場合は、うれしさや楽しさを感じつつも、心配になることも出てきます。

お金の管理は暮らしの要。実家暮らしであれば、気にせずにすんでいた家賃や光熱費のことなど、自分で管理していかなくてはなりません。うまく管理できずお金が足りなくなってしまったら、実家に頼らざるを得ないかもしれませんが、まずは自分の力で頑張りたいですよね。

今回は、新社会人がすべきお金の管理についてお伝えします。初めての一人暮らしの人も、実家暮らしの人もまずはかかるお金について知っておきましょう。


新社会人がすべきお金のこと1:必ずかかるお金を洗い出す

一人暮らしを安心して始めるために、最初にするべきことは必ずかかるお金を洗い出すことです。たとえば、家賃、光熱費、最低限の食費や生活用品、交通費、携帯電話料金など。特別なことをしなくても必ずかかるこれらのお金は、「他のことで使い過ぎて払えない!」といったウッカリは禁物です。

家賃を滞納していると最悪の場合退去しなくてはなりませんし、水道光熱費の滞納があれば水道や電気、ガスが止まってしまいます。

必要最低限の食事、トイレットペーパーや洗剤といった生活用品は暮らしのベースです。実家にいれば当たり前にあったものが、これからは自分が用意していかなくてはならないことを、まずは意識しましょう。

そして、これらにかかるお金は毎月の収入から確保して、別のことに使わないようにしなくてはいけません。大体いくらかかるのか、およその目安をつけておきましょう。

総務省の統計によれば、一人暮らしの家計でかかるのは次のようになっています。(単身勤労世帯、~34歳の男女の支出平均)

食費 4万3,848円
水道光熱費 7,206円
生活用品費 3,630円
通信費 6,734円
交通費 1万1,070円
出典/「統計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」(総務省統計局)

ただし、この金額はあくまで平均です。食費は自炊を多くすれば節約する余地はあるでしょう。また、水道・電気・ガスの費用はリモートワークが多ければ増える可能性があります。リモートワークによる水道光熱費などの費用負担の対策として、1日につき300~500円程度の手当を出している企業があるので参考にして計算するといいのではないでしょうか。

このほかにも、それぞれの事情に合わせて奨学金の返済や、新聞購読料、保険料など、必ずかかるお金があればその分も加えて計算します。