はじめに

家計改善は固定費の削減から

家計の支出は、使ったら使った分支出が増える「変動費」と、毎月支払うことが決まっている「固定費」に分けられます。

家計改善しようとすると、変動費である食費や交際費から節約をする人が多いですが、実は固定費の見直しのほうが有効です。保険や通信費などの固定費は、契約により毎月一定金額を支払うことを約束しているため、見直しが面倒な面もあります。しかし改善出来た場合、その後は努力をしなくても支出改善が続くので、継続的な効果が得られるのです。

特に、保険と通信費と住宅費は3大固定費に数えられます。住宅費7万円は、32万の手取り収入から考えると21%程度なので多すぎるということはないでしょう。

通信費の2万円は、仮に7,000円の携帯を2台と、6,000円のインターネット回線と内訳を考えた場合、格安SIMや格安スマホに変えることで1台3,000円以下にできるなど、大きく支出を抑えられるでしょう。

保険の見直しは効果大

保険は4万5,000円と、かなりの高額です。お子さんがいるので、ご主人が亡くなるなどの万が一に備えて掛け捨ての死亡保険は必要だと思いますが、それ以外の保険は不要な場合が多いでしょう。

ご相談者様の場合、医療保険、終身保険、年金保険などに加入しすぎていて収支のバランスを壊してしまっていると思われます。公務員の方で、自衛官などの特殊な仕事の場合、「共助だから保険に入るように」と勧められる場合があります。ただ、本当に必要な保険かどうかで判断していかないと、家庭や家計が守れなくなりますので「要不要」で考えていきましょう。

保険は5,000円以内を目標に、多くても世帯で1万円を超えないように考えると良いと思います。特に、終身保険や年金保険など貯蓄性の保険に入っている場合は、途中解約すると元本割れすることがあります。現状、貯蓄がまったくなく、何か入用になった場合には「借金」をしなければならない窮地です。一旦保険は解約して返戻金を受け取り、現金を確保するとともに、毎月の保険料の引き落としを止めましょう。