はじめに

住宅費は購入でも賃貸でも人生で大きな支出です。今回は、資産管理に大きく影響する「住宅」についての管理術を紹介します。

■住宅購入と賃貸どっちが得?への考え方
■ 住宅購入のポイント
■「マネーフォワード ME」で住宅の価格を把握
■住宅ローンの見直し

住宅ローンの見直し

住宅を購入された方の中には、住宅ローンを少しでも減らしたいと考えている方も多いでしょう。実際、住宅ローンの見直しによって、返済金額を大きく減らすことに成功した方もいます。

住宅ローンの見直しには2種類あり、借りている金融機関自体を変えて金利を下げる場合と、現在借りている金融機関に金利の交渉をすることで、利息を減らす場合です。

まず、住宅ローンを借りている金融機関を借り換えて見直しをする場合ですが、一般的に、

1)住宅ローン残高が1,000万円以上
2)住宅ローンの残返済期間が10年以上
3)住宅ローンの借り換えによる金利差が1%以上

の条件を満たすようであれば、住宅ローンの見直しによってはメリットがあると言われています。

実際には、住宅ローン残高が2,000万円で、返済期間が20年以上あるような場合は、借り換えによる金利差が0.5%でも十分にメリットが出ます。毎月の住宅ローンの返済が厳しい場合や、長期で借りて老後返済が厳しくなることがわかっている場合などは、住宅ローンの借り換えを検討してみても良いでしょう。住宅ローンの借り換えの場合は、「借り換え手数料」「住宅の登記など諸費用」「印紙税」などが発生します。借り換え手数料は、住宅ローンの借り換え金額の2%程度が多いですが、金額が固定になっているところもあります。

登記費用は10万円から15万円程度、印紙税も2万円ほどになるので、この借り換えにかかる費用も踏まえて住宅ローンの見直しをしたほうがよいかを検証しましょう。

また、金融機関をまたいだ住宅ローンの見直しは、書類をそろえるなど手間暇が非常にかかります。借り換えのメリットはあるけれど、手間暇や手数料を考えるとあまり旨味がなくなってしまう場合もあります。他行の住宅ローンの借り換え審査結果などを借り換えメリットがあるエビデンスとして提示しつつ、「他の金融機関へ借り換えを検討しているのが、現在のローン金利を下げることができれば継続する」という交渉を銀行窓口で行う方法があります。

「他行に行かれるぐらいなら」と、住宅ローンの金利を下げてくれるケースも多くあります。気になる場合は、現在住宅ローンを借りている金融機関に問い合わせしてみてください。

住宅を購入をする場合は、無理のない範囲で住宅ローンを組むことや、将来の見通し(ライフプランニング)をしっかりとたてることと、リセールバリューを意識して「債務超過」にならないように気をつけることが大切です。場合によっては、住宅ローンの借り換えによって、支払額や支払期間を縮小することもできますので、きちんと向き合ってみることが大切です。

次回、「貯まる家計はこうつくる!口座管理方法(使う口座、貯まる口座、増やす口座)と資産管理」についてご紹介していきます。

第1回なぜ資産形成が必要?「家計簿アプリ」を使いこなして人生100年時代を生き抜く
第2回「家計簿アプリ」は最初の設定が肝心!使いこなして家計管理を成功させるコツは?

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