はじめに

不動産のランニングコストに注意

住宅については、親から相続を受けて東京都内のマンションを所有されています。住宅ローンの無い物件を持っているのはアドバンテージに見えますが、一方でランニング費用は非常に高い状態です。住宅関連の費用が月に7万円ですので、年間84万円がかかっています。内訳がわからないので、固定資産税25万円、修繕積立金36万円、管理費12万円、個別の修繕費用6万円、保険5万円と想定すると、物件価格がかなり高いものを所有されているのではないかと思われます。

都内の高額なマンションを所有している場合は、ランニング費用が非常に高くなりがちです。この修繕費や管理費は年が経つとコストが上がっていく傾向があります。築15〜20年で当初の125%や200%まで上がるケースも少なくありません。修繕積立や管理費のコストの今後の計画表があると思いますので、確認すると良いと思います。

さらに、今から20年30年後には築30〜40年となりますので、フローリングや水回りなどの大型修繕費用が300〜1,000万円ほど発生することを想定しても良いと思います。

今の支出をキープできれば働かなくても問題なし

資産についてですが、現金が2,000万円、運用資産が500万円に加えて、ご相談者様の現金が5,500万円と運用資産が1,000万円あるので、トータルでみると9,000万円分の資産があることになります。

ご主人の退職金の想定も2,500万円ほどあり、おそらく積立保険の解約返戻金もあるので今の支出をキープできていれば資産上は老後破綻のリスクは少ないでしょう。

ご相談いただいている、「働かなくても良いか」「働く方が良いか」については、順調にいけばご主人の収入が高いので、今のまま専業主婦でまったく問題ないと思います。

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