はじめに

「その他」の支出に含まれる費目を把握しましょう

それでは、まず家計と資産の状態を把握していきます。

28万円の収入に対して支出は28万8,000円なので、これだけを見ると赤字状態のように思われます。しかし、総資産が2,000万円以上あることから「その他」の15万4,000円の中に8万円の貯蓄が含まれるものとして考えていきます。

そして、15万4,000円から貯蓄の8万円を引いた7万4,000円から「日用品、衣服美容、医療、交際費」などを支払っている場合は、内訳を把握して使いすぎているポイントを「見える化」するとよいでしょう。もし、自営業の経費も含まれているようでしたら、事業の支出と個人の支出は切り分けて考えることが肝要です。

住宅は購入済みとのことですが、毎月2万1,000円住宅にかかっているのは、マンションの管理費や修繕積立金、年間にかかる固定資産税が含まれているものとして考えます。管理費や修繕積立金は、建物の老朽化によって今後増えていくことがあるので注意が必要です。

シミュレーションの結果、いつまで資金はもつ?

それでは、以下の条件で今後の資産推移をシミュレーションしていきます。

【シミュレーション条件】
・65歳でいったん仕事を終えて、年金を受け取る
・年金は年72万2,145円支給されるが、税金や社会保険料が引かれ、手取りは9割とする
・管理費や修繕費は10年で20%増加する
・「その他」に計上された15万4,000円のうち、8万円は貯蓄にまわしており、7万4,000円を「その他」支出とする
・10年後25年後に、修繕積立金とは別に室内の修繕が150万円発生する
・投資は利回り3%で計算する
・老後の生活費も現状のままとする
・介護費用として80歳以降で500万円が発生する
・インフレ率は0.75%とする

この条件でのシミュレーション結果では、残念ながら労働収入がなくなり、収支のバランスが崩れると資産が減り続け78歳時点で資金ショートしてしまいますので、対策が必要です。

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