はじめに

100年時代の働き方とは

収入を上げるために、資格を取ったり勉強するためには、それなりの自己投資も必要でしょう。しかし、まだ20代・30代なら、これからスキルアップする時間と可能性は十分にあります。それにスキルアップ、キャリアアップは、長く働くことを考えてもとても大切なことなのです。

「人生100年時代」と言われるように、長生きの時代になってきました。

2021年には、高齢者雇用安定法が改正されて、70歳までの雇用が努力義務になりました。いまの20代・30代の方は、70歳定年があたり前の時代になっているかも知れません。

就労期間というのは、また40年〜50年残っています。60歳過ぎても求められる人材になるためには、キャリアを磨く必要があります。また複数のキャリアを身につけて、年齢により変えていくことも考えられます。これがパラレルキャリアです。

筆者のキャリアというのは、20代・30代は出版社に勤務していた編集者でした。40代・50代は独立して編集プロダクションを立ち上げてフリーの編集者として仕事をしました。さらに50歳でFPの資格をとって、それ以降はFPとして執筆・講演などを中心に活動をしています。このようにスキルアップをしながら、キャリアチェンジをしてきました。

「自分は変わらない」なんて、最初から決めつけないでください。まだ、スキルアップ、キャリアアップの可能性があります。会社にぶら下がって、会社から与えられた仕事だけをこなせばなんとかなる時代というのは、終わりました。これからの時代は、自らキャリアを選択してつかみ取る時代なのです。敢えて言うなら、キャリアアップしていかないと、いまは不満がなくても、年齢とともに生活はきつくなっていきます。

キャリアアップが、豊かな老後生活を実現するいちばんの近道です。

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