はじめに

退職金がなかった場合や、子どもが下宿暮らしになったら?

万が一、退職金がなかった場合や、お子さんが実家を出て下宿暮らしをした場合を想定しても以下のようになります。

【シミュレーション2】  

リタイア後に毎年旅行を楽しめる?

その上で、55歳でリタイア後は65歳まで毎年旅行に150万円を使った場合のシミュレーションは以下の通りです。

【シミュレーション3】

全体的にゆとりのある資産状況だと思います。
主な要因は、
・共働きで収入が高いこと
・生活費にそれほど無駄がないこと
・一定額を投資に回せていること
と言えると思います。

条件が変わった場合は柔軟にライフプランの再検討を

ただし、住宅価格が高騰しており希望の物件が7,000万円以上かかる場合は厳しくなることもあります。また、妻の安定した収入を前提にしているので、お子さんが2人産まれた後も仕事が今までのペースでできるかによって異なるでしょう。

55歳のリタイアをターゲットにした場合は、上記のとおり達成の実現性は高いと言えます。一方でお子さんが産まれた後に、お子さんとの思い出づくりや、教育費に想定以上の費用をかけたくなった場合は条件が変わってくるはずなので、その都度柔軟にライフプランを変更していくとよいでしょう。

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