はじめに
支出のチェックと改善ポイント 住宅費・食費・水道光熱費
まずは支出の内訳を確認し、改善ポイントをアドバイスしていきたいと思います。
●住宅費:8万円
住宅はご両親の家で同居して8万円かかっています。これはご両親に仕送り的な意味もあるかもしれません。金額としては65万円の手取り収入の12%程度なので、高いということはないでしょう。今後は家を買うために住宅ローンを組もうと考えているのかもしれませんが、借金があるうちは危険ですので、家計が安定してから考えるとよいと思います。
食費:8万円 →削減可能
妻とお子さん2人との4人暮らしであれば、高めではありますが高すぎるということはありません。妻がパートの合間に料理ができるようであれば5万円ほどに圧縮できる可能性はあるでしょう。その場合は、1週間単位で食費予算を決めるとともに、支出状況を把握してコントロールするとよいでしょう。
●水道光熱費:4万円 →削減可能
冬場は暖房代がかかるエリアなのかもしれません。電気やガスの費用が高いようであれば少しでも単価を下げられるように、見直しを考えてもよいでしょう。例えば比較サイトの「エネチェンジ」などを使って電気代・ガス代などを比較してみてはいかがでしょうか。
支出のチェックと改善ポイント 教育費・保険料・通信費
●教育費:4万円(保育料含む) →削減可能
ここは内訳をしっかり考えたほうがよいでしょう。3歳以上であれば保育費は実質無料になっていると思います。給食費やレクリエーション費はかかると思いますが、使いすぎているポイントがあるかもしれません。例えば保育園から写真購入の案内などもあると思いますが、使いすぎていないかなど考えてみてください。
●保険料:6万円 → 5,000円
高すぎますね。ドル建て終身保険などの貯蓄型保険に加入しているようであれば、解約をおすすめします。貯蓄型保険の実態は「あまり増えない投資信託」と「割高な保険」の組み合せです。投資対象としては効率が悪いので、投資として増やしたいのであればiDeCoやつみたてNISAをお勧めします。
お子さんがいるので死亡保障は必要だと思います。掛け捨ての「収入保障保険」などを選ぶとよいでしょう。医療保険についても貯蓄300万円があるので不要です。基本的には公的な保険に入っているので3割負担や高額療養費を理解すると安心感が増すと思います。
●通信費 2万5,000円 →1万5,000円
3大キャリアの平均的な利用料は8,000円ほどと言われています。内訳はスマホ2台で1万6,000円とネット代6,000円、その他NHKなどでしょうか。ここは格安携帯に変えると大幅に削減できるでしょう。