はじめに

上の子の中学入学以降は老後資金と住宅ローン対策を

ここから考えることができることは、一番上のお子様が中学校に入学するぐらいまでに、今のままこつこつ貯蓄ができればある程度対応できる資金が確保できるということ。そして、その後は老後資金対策の時間がとれるということです。

仮に7~8年後までは学費を貯めるのに専念し、その後10~15年は老後資金対策や住宅ローン対策を行うことを検討していきましょう。学費を考慮しなくてもよくなった分、毎年220万円ずつ貯蓄ができたとすると、2,200~3,300万円程度は貯めることができますし、投資金額とあわせれば3,000~4,000万円ぐらいにはなっていると思います。また、その頃には住宅ローンもある程度減っていると思います。とはいえ、住宅ローンの残債は重くのしかかってきます。住宅ローン減税を使い終わったあたりから少しずつ早めに返済するよう心がけていくとよいです。

あとは、60歳以降の再雇用で働くなど収入確保の道を検討し、老後安泰の道を探っていったほうがよいでしょう。上記はあくまでざっくりとした試算です。実際にどのようなプランを立てるかにより大きく変わってきます。参考にしてください。

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