はじめに

パターン2:70万円の予備費を計上してゆとりある家計にする

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【表3】は、【表2】より妻58歳時に約2,000万円も少なくなっています。これは予備費として支出70万円/年を計上したからです。パターン1とパターン2を比較したものが、下記の【表4】です。

三大資金の目途をザックリ確認しよう

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【表4】のパターン2は支出多めの家計ですから、パターン1より当然残高は減ります。しかしその分、子育て期をお子さんとゆとりをもって暮らせそうです。

しかも相談者の希望は「私立中から私立大学院まで」の高額プランですから、仮に国立大学や私立文系へのプラン変更も可能です。またしっかり予備費をとっているので、万が一の予備校費、卒業旅行代、運転免許費用なども賄うことができるでしょう。どのくらいの予備費を確保するかは、将来お子さんが成長するにつれて修正されるといいと思います。現時点では、フローとストックの考え方がわかれば充分です。

よくあるケースが、キツキツ予算で教育資金をプランニングし、すぐに老後資金へと関心が向きがちなことです。まずはザックリでいいので、三大資金の目途が立つかを確認しましょう。目途が立ったらゆとりある子育て期を過ごすために、予備費を計上することをおススメします。

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